ーOOO-孫さんにタダ飯を食わせてもらった件について

 
 今日はソフトバンク本社の社員食堂のランチを食べさせてもらえるという「ソフトバンクオープンDAY」が開催されました。

 抽選倍率約十倍を乗り越えて当選したからには…ということで、ワタクシ風邪気味だったんですけど行ってきたですよ。
 社員食堂はとても広くて、フードコートみたいな感じ。全景を写真に撮ろうとしても、端っこがかすんでしまうくらい広い。一度に800人入るんですって。
 食堂なのに、こーいうビリヤード台とかテーブルサッカー台とかが置いてあって、…いやはやすごい。

 社員食堂には吉野家も出店してた(←!)んですけど、今回は社員食堂自慢のカツ丼をいただきました。
 カツ丼の肉の柔らかさに感動しました。コロモがじゅくじゅくのブワブワだったんですけど、ジューッと汁を吸い込んでいて今まで食べたことない食感。美味しゅうございました。

 食事してたら孫さんが来たので、握手しました。
 孫さんは思ったより小柄な人で、手のひらが柔らかかったですな。

 今回会場に集まった人達のiPhone率は高かったですねぇ。ケータイの充電コーナーが用意されていたんですが、iPhone用のコネクタが8割で、フツーのケータイを使っている人は肩身が狭かったです。
 そんな中で、イベント会場ではAndroidケータイ「HTC Desire」(X06HT)発表。フツーならiPhoneユーザーに石を投げられそうなもんです。が、あくまでも「Docomoとの対抗」「Xperiaとの対抗」という紹介の仕方で、スペック比較表もXperiaとの比較しかしてなかったです。プレゼンが上手いねぇ。
 その昔、ソフトバンクボーダフォンを買収した時には「なんで社名をYahooモバイルにしないんだろう?」と思ったものでしたが、おかげで「Android = Googleケータイ」でも問題なく発売できちゃうわけで、今思えば素晴らしい判断だったんですなぁ。


 イベントでは「今後1年間でアンテナを2倍にします!」という宣言が。さらに「電波が入りにくい場合は、ホームアンテナを無料で設置します!」「オフィスや喫茶店などでも、無料で設置します!」
 「世界で使えて自宅が圏外」と陰口を言われるくらいソフトバンクはつながりにくいというイメージがあったんですが、この宣言を聞くとなんか安心感ありますよね。
 ところでこれ、設置したホームアンテナからユーザー自前のネット回線を通じてデータを通すわけです。だから、ホームアンテナを使っているユーザーが増えれば、ソフトバンクのデータ回線も電波もちょっと空きが出来る。ホームアンテナを使っていないユーザーにもメリットがあるわけです。
 それから、ドコモPHSの場合のホームアンテナというのは「そのホームアンテナに登録したユーザーだけ」が使うことが出来る電波の再送信機でした。ソフトバンクの場合のホームアンテナはフェムトセルと呼ばれる小型の基地局なので、「周辺数十メートルの範囲では誰でも」ソフトバンクの電波が入ります。
 通常、携帯電話会社が基地局を設置する場合は、設置する場所に頭を下げて、お金を払ってアンテナを設置させてもらいます。それを、この場合は無料で設置させてもらえるわけなので、低コストで小規模な基地局のバラマキ的設置が可能なわけで、なかなか上手いですよね。
 ちなみにホームアンテナは電波法の規制対象になるので勝手に電源を切ると「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」になるらしいです(→参考)。なんか、大変ですな。


 あとハマコー先生が登場しました。ステージの上でソフトバンクの契約書にサインして、iPhoneをお買い上げになっていました。
 ハマコー先生は思った以上にヨボヨボのおじいちゃんでしたが、ものすごいパワーがあって暴走しまくりでした。説明できぬ。あのパワーはなんなんだろーか。
 ハマコー先生暴走録

  1. 杖を振りかざして「ツイッタァーッ!」と叫びながら登場。
  2. ステージ上でiPhoneの契約。
  3. 契約書をお読みくださいと言われ、延々と音読。
  4. iPhoneを手に取ったら、かっこよく画面にザッと指を滑らせて画面ロック解除!
  5. ↑ それ以上のことは知らないらしく、むなしく何度も指を滑らせていた
  6. 「技術が進むことと親孝行を両立させることが、未来の日本を作る」
  7. ↑ と、感動的なことを言った直後「頭は悪いが演説は上手い!」と自分で言う
  8. 「一曲歌います!」というところで画面がUstreamに切り替わって、途方にくれるハマコー先生。
  9. 結局歌う。
  10. しかも二番まで歌う。
  11. さらに三番まで歌ってたら止められた。

 帰り道にタクシーでハマコー先生が通りかかったので、激写!
 参加者は誰も横断歩道をわたらないで、ずーっとハマコー先生の写真を撮ってました。

 イベントの最後には、広瀬香美さんが生ピアノの生歌を披露してました。
 スピーカーから聞こえる音が最小限で、生音を生かすようなセッティング。生声のツヤとかノビとかが感じられました。演奏自体もピアノを膝蹴りにしたりの超絶アレンジで、昔きいたことのあるロマンスの神様とは全く別物。「CDとか聴くだけじゃなくて、やっぱライブもいいよね」と思わされました。
 だからかどうか知りませんが、物販のCDはあんまり売れてない感じでした。なんかねぇ、「あのCDは、今の演奏とは全く別物なんだろうなー」という感じがしちゃってねぇ。だけど、いつかライブに行ってみたいなと思っております。


 さてさて最後にまとめ。
 無料のイベントだったんですけど、なかなか盛りだくさんで面白かったですな。
 ソフトバンクユーザー限定のイベントにしなかった、っつーとこがエラいよね。このイベントに応募した人は「現在ソフトバンクユーザー」か「今はソフトバンクユーザーじゃないけど多少興味がある人 → 将来のお客様候補」なわけだから。
 あと、ソフトバンクの商品説明会に徹しないで、「新撰組について語る」とかユルい時間を設けたことで、宣伝臭さが薄れたのがスゴい。
 見ててダレる場面があったんだけど、そういう時間がないとツイッターを確認したりつぶやいたりする時間がないから、アレはアレで良かったなぁ。
 ということで、結果的にバランスの良いイベントだったと感じました。


 あ、個人的には「iPad」の発表を勝手に期待していたんだけど、ソレがなかったのが残念でした。