ーOOO-UstreamのスタジオでSAMURAIを見てきた件について
昨日の夜はUstreamスタジオ渋谷にお邪魔して、ドラマ「SAMURAI CODE」の特別完全版試写会を見てきたですよ。
- 5/27(木)開催 トヨタ MARK X presents ドラマ"SAMURAI CODE" 特別完全版公開記念 Ustream生中継試写会のご案内
- 「SAMURAI CODE」特別完全版WEB試写会
さてさて、「SAMURAI CODE」って、どんなドラマなんでしょうか?
これはトヨタ「マークX」のTVCMの世界観を生かして作られたドラマなのです。
主役の佐藤浩市さんが演じるのは、大手外資系ファンドのマネージャー、須藤公平。モテモテで仕事の出来るオトコの今回のターゲットは、巨大リートの破綻を発端とした巨額の再建計画。
テレビ東京系で今年の1月から3月まで、一回約3分半のショートドラマとして、全12回放送されました。
このショートドラマは、現在Gyao!で見ることが可能です。
今回はこのショートドラマをあらためて再編集し、約50分の完全版として放送されることになったのです。
この日は完全版がUstream上で何度か上映された後に、DJ TAROさんを司会に、監督の羽住英一郎さん、脚本の平田研也さん、そしてヒロインの中園友乃さんと高久ちぐささんによるトークショーが行われました。
その模様はこちらから。→(SUMURAI CODE on USTREAM.)
SUMURAI CODE on USTREAM. | |
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1:30〜 | 本編上映 |
49:50〜 | 監督と脚本家さんによるトークショー開始 |
1:02:30〜 | コメンタリー付き上映スタート |
1:13:40〜 | ヒロインの中園さんと高久さん登場 |
1:49:20〜 | ドラマ終了、トークショー終盤へ |
以下、雑感を。
SAMURAI CODEの独特の「熱さ」について
羽住監督というと、みんなは「海猿」を思い出すかもしれないし、人によっては「おっぱいバレー」を思い出すかもしれないけれど、オレ的には羽住監督は「逆境ナイン」の人なのですな。
逆境ナインについてwikipediaを引けば、こうあります。
主人公不屈闘志ら全力学園野球部に次々と襲い掛かる、あまりにも非現実的な「逆境」に対し、不屈らがその名通りの不屈の闘志で乗り越えていくという、島本和彦らしい「熱血」漫画。
いわゆるスポ根漫画のパロディとして、野球漫画の枠を超えるナンセンスで破天荒な展開が多く、作者自身は本作を「ギャグ漫画」と定義している。
一方で作中人物たちはこうした状況展開にきわめて真剣に向き合っており、(それ自体がギャグ表現でもある事とは別に)読者が登場人物に感情移入して読めば純粋な熱血物語として機能するという側面も持っている。
この「作中人物たちが状況展開に真剣に向き合うことが、ギャグ表現であると同時に、純粋な熱血物語として機能する」という部分が、SAMURAI CODEの中にもあるんではないかと思うのですな。
それから、佐藤浩市さんは、三谷幸喜の映画「ザ・マジックアワー」では「脂っこい演技でなかなか大役を手にすることができない役者」を演じていました。
ということで、この羽住監督×佐藤浩市のコンビは化学反応を起こして、本作ではうっかりするとギャグっぽく見えるくらいの過剰な男らしさを追求しているのですな。
主人公の佐藤浩市のモテっぷり、男らしさの一つ一つが見てて恥ずかしくなるくらい「かっこいいなぁ」と。なんつーか、サラリーマンNEOっぽいというか。「スーパー★先輩 JIN」的というか。
この部分、3分半バージョンのヤツの方がテンポの良いシチュエーションコントっぽくって面白かったんですが、現在は見ることが出来ません(この記事を書いてる最中に見れなくなってました)。
あと、羽住監督は「男らしさ」「男の友情」をテーマに映画を撮ってるとにらむワタクシですが、今回の映画では「ライバル同士の友情」、「男女間の仕事の相棒(バディ)的な関係」と、今までとまた違った人間関係を描くことに挑戦しているようです。一作一作新しいことにチャレンジしていく監督の今後に期待大です。
Ustで映画のコメンタリ−を上映する面白さについて
ところで今回は、監督のコメンタリ−付き上映の時は、本編の音声を絞っていました。また、画面には会場の様子がはめ込まれていました。
コレ、本編を丸々流しているんだけど、まったく見たことがない人には映画の全てがわかる訳じゃない。だから、まったく見たことがない人は参加しにくいけど、見たことある人はおもしろがることが出来る。
それから今回は、twitterのタイムラインを会場で表示させていました。イベント会場にいない人からの質問もバシバシ取り上げて、監督と脚本家さん自らが答えていました。
映画の予告編を流す代わりに、こういうイベントが増えると面白いんじゃないかと思います。
Ustの大変さについて
会場で見てたんですが、なんか機材や回線がいろいろトラブってるみたいで、ものすごいピリピリしてましたね。
スタジオ内は大所帯。ザッと見て、ディレクターさん、カメラさん2名、ADさん2名、ミキサーさん、音声さん、映画本編の送信担当さん、現在の動画がUst上に流れているかどうかをチェックする係さん、そのほかそのほかという感じ。Ustの番組だけど、制作費は思った以上にかかりそうですよね。
そんな状態なのに、突然回線が途切れて、Ust上に動画が流れなくなったりする。原因はよくわからない。プロが集まって仕事をしてるんだけど、それでもトラブルが発生してしまって、お手上げみたいな状況。第三者のワタシから見れば、Ust側にトラブルの原因があるんじゃないかなと思えた。
で、そこにtwitterのタイムラインで「全然見れない」「スタッフ何やってんだ」の怒声が。
いやはや。
あの状況から、よく復旧させて生中継を成功させたなぁ、と。スタッフさんお疲れ様でした。