ーＯＯＯ-洋菓子と和菓子のコラボ、シュガーバターサンドの木
JR大宮駅、JR上野駅にスイーツのお店「シュガーバターの木」が新規オープンしました。
このお店の新製品がカリカリさくさくの「シュガーバターサンドの木」。
今回ワタクシ株式会社グレープストーンさんのプレゼントに当選したましたので、その味の感想などを。
ところで株式会社グレープストーンさんって、何の会社なんでしょうか？
と思って調べてみたら、「東京ばな奈」「銀のぶどう」などで有名な会社さんだったのですね。
手に取ってみると、表面には軽く砂糖を振ってあり、厚めの生地でクリームをはさんであります。
でもビスケットでも無し、ウエハースでも無し。何て言ったらいいんだろう？
とにかくたべてみます。
ざく。
この歯ごたえは…、一番近いのは「おこし」かな。ちょっとねっとりしてモシャッとするような、粘りけのあるサクサク感です。
クリームは非常にトロトロでオイリー、甘みの少ないバターと言った感じ。
かなりオイリーなんですが、量がとても少なくて、サクサク感があって分厚い生地ではさんであるので、食べた後の印象はとてもサッパリしています。
表面にまぶしてある砂糖が、食べた瞬間の甘さを印象づけています。だけど全体的に甘さが控えめ。
油っこくないのにバターの風味を楽しめ、食べはじめは甘いのに、食後は口の中に甘さが残らない、そんな商品になっていました。
ところでこの生地の「おこし」っぽさ、偶然じゃないと思うんです。
ワタシに言わせるとこれは「和菓子」なんですよ。
和菓子と洋菓子がコラボレーションすると、和菓子に見えなくなっちゃう。洋菓子に見えちゃう。そういうものなんです。
グレープストーンさんは他にも、「マロンの香る 焼きいもクーヘン」と言う商品を発売しています。
「バウムクーヘンが、どうして焼きいも？」
と思うかもしれません。
これは原材料を見るとわかるのですが、生地にさつまいもペーストとマロンペーストが混ぜてあります。
たべてないのでわからないんですが、生地にペーストを混ぜ込んでやることで、焼き上がった生地には「しっとり」「ねっとり」した感じが生まれているはずです。
ちなみにウチの会社でスポンジ生地を蒸す時に、生地にちょっとだけアンコを混ぜてやるのですが、こうすることで独特の「しっとり」「ねっとり」感がでるんです。和菓子の技ですな。
ということで、ワタシはこの「マロンの香る 焼きいもクーヘン」もまた、和菓子の技法を生かして作った洋菓子なんだと思うんですな。
実際、グレープストーンさんは「西洋和菓子」を看板に掲げています。
洋菓子に見えるんだけど、その奥に和菓子の技法が生きている。
一口食べると、洋菓子を食べ慣れた人にも、和菓子を食べ慣れた人にも、どこか懐かしく、そして新しさを感じる味になっている。
なんかそれって、「いまどきの東京のお土産品」として、いい感じだと思いませんか？
ということでグレープストーンさんの「西洋和菓子」、その今後の新製品にも期待したいです。
まずはみなさん、新製品のカリカリさくさく「シュガーバターサンドの木」、いかがでしょうか？
