ーOOO-ぷれいばっ、ぷれいばっ

 山口百恵の"プレイバック Part II"を口ずさんでいたら、

勝手にしやがれ
『出て行くんだろ』
それは昨夜の貴方の台詞

という部分が脳に刺さった。
 あ、コレ、沢田研二の"勝手にしやがれ"のことじゃね?


 その昔、"勝手にしやがれ"の中で歌われる「バーボンのボトルを抱いて」いるような男性像がカッコいい、男らしいとされていた時代というのがあったわけで。
 で、「行ったきりなら幸せになるがいい、戻る気になりゃいつでもおいでよ」などと抜かす男性に「馬鹿にしないでよ」「坊や、一体何を教わってきたの?」と、女性の立場からガツーンと一発喰らわせたのが"プレイバック Part II"だったのではないだろうか?


 "プレイバック Part II"は"勝手にしやがれ"のアンサーソングだった、と考えると、いろいろ面白いことがわかる。
 "勝手にしやがれ"は、男性のマンションで起こった、ある夜の出来事。主人公の男は、ベッドで寝たフリしてるだけ。ほんの1時間ほどの密室劇。
 しかし"プレイバック Part II"は、「緑の中を走り抜けてく真っ赤なポルシェ」から始まり、"プレイバック"して昨夜の出来事を思い出す。場面は疾走感があり、時間も空間も大きく跳躍する構成になっている。


 で、ここでさらに妄想。
 "プレイバック Part II"がなぜ"Part II"というタイトルなのか?
 それは曲の内容的には "勝手にしやがれ Part II" と呼ぶべき物に仕上がっていたのだが、作詞作曲歌手共にちがうのでそのようなタイトルは当然許されず、というか名乗れず、しかし「オマージュですよ」「アンサーソングなんですよ」ということは主張したかったので、"Part II"だけ残して"プレイバック Part II"になったのではないだろうか?


 …と言うようなことを会社で思いついたので、こうしてブログに書いてみたのだが。
 実のところ、山口百恵の"プレイバック"には1から3まであるんだって。
 へー。なーんだ。
 ここまで一生懸命書いてみたけど、でたらめなので忘れること!


 とはいえ、沢田研二の"勝手にしやがれ"の1年後に山口百恵の"プレイバック Part II"が発売になったのは事実だし、"プレイバック Part I"と"Part III"は、そのズーッと後に発売されたのも事実なんだけどね。
 当たらずとも遠からず、だと思うんだけどなー…ということで、せっかく書いた記事だから、消さずにアップしますです。