ーOOO-モバイルWiFiルーターがオススメです!…と言いつつ、ガム型のWiMAX端末を借りた理由とは?

 さてさて、WiMAXau(CDMA)のハイブリッド型端末「DATA01」をお借りしましたので、その使用感のレポートを書かせていただきます。


 で、お借りしている端末とは別に、個人的にワタクシ今月の頭に VAIO P を買いました。で、どうしてもソレの使用感とお借りしてる端末の使用感がミックスされてしまうので、あまり冷静なレポートではなくなっています。そこんとこヨロシクです。
 またソレとは別に、ワタシはe-mobileのPocketWiFiを使っていますので、それとの使用感の相違もレポートさせていただきます。

ガム型 VS WiFi端末

 以下の比較は、ドングル式(ガム型)端末と、モバイルWiFiルーター無線LAN接続)端末の比較になります。


 PocketWiFiのようなWiFi端末では、PCとWiFiで接続して使います。プロバイダとの通信自体はWiFi端末が行うため、PC本体のバッテリー消耗は抑えられます。
 DATA01のようなガム型端末を差して通信すると、接続されたPCがガム型端末に電源を供給するため、PC本体のバッテリー消耗が激しいです。
 体感だと、VAIO P+PocketWiFiだと4時間くらい持つけれど、 VAIO P+DATA01だと3時間くらいしか持ちません。
 PC本体のバッテリーの持ちだけを考えれば、WiFi端末の方が有利です。


 ところで、ガム型端末ではPC本体のバッテリーの減りに注意すればいいのですが、WiFi端末ではPC本体とWiFi端末それぞれのバッテリーを管理しなければなりません。
 出かける時には、ガム型端末ならPC本体のACアダプターだけを持って行けばいいのですが、WiFi端末ならソレのACアダプターを持って行く必要があります。
 ガム型端末なら、お出かけの時の装備が軽くなるのです。


 ガム型端末は、USBでPCに接続してネットにつなぎます。接続できるのは、1度に1台だけです。
 WiFi端末は、無線LANでPCに接続して、そこからネットにつなぎます。無線LANなので、同時に5台くらいネットに接続することが可能です。さらに、無線LAN内蔵の端末ならなんでもネットに接続することが可能です。ノートPCに限らず、ニンテンドーDSPSP、さらにはiPadだってつなげることができます。
 WiFi端末は接続する機器や台数に制限が少ないのです。


 で、ガム型端末を選ぶか? WiFi端末を選ぶのがいいのか?
 ワタシ個人が他人に尋ねられた時は、この「接続する機器や台数に制限が少ない」という部分から、モバイルWiFiルーター端末をオススメしています。
 個人的にワタシも、e-mobileのPocketWiFiを使っています。


 じゃあ、なんで今回ワタシはガム型端末の「DATA01」をお借りしたのか?
 それは、DATA01がWiMAXCDMAのハイブリッド端末だからなのです。


 WiMAXは昨年の夏にスタートしたばかりで、全国展開したとはいえ、エリアの広さにはまだまだ不安が残ります。
 そんなとき、このDATA01なら、WiMAXの圏外では自動的にauCDMA回線に切り替えて、接続を続けてくれるのです。
 WiMAXは42Mの回線で、auは3Mの回線なのでちょっと遅く、頼りないです。しかしサービスエリアの広さには不安がありません。WiMAXのエリア内ではフルスピードのモバイルブロードバンド接続を、それ以外の部分ではauの回線で確実に接続し続ける…そんな端末が、DATA01なのです。
 ちなみにコレ、普通のWiMAX端末よりも料金プランが高くなります。
 au one netのWiMAXなら月額4480円。
 WINシングル定額 WiMAX 割引適用後なら、月額980円〜5,750円となっています。


 さて。
 じゃあ実際に、WiMAXからauの回線に切り替わった瞬間はどんな動作になるのか?
 そしてその速度は?
 というようなことが試したかったのですが、いまのところWiMAXからauの回線に切りかわったことが無いので、まだ試せずにいます。この件、もうちょっと試してみます。
 というかWiMAXの電波は、関東なら国道16号線の内側程度ならば、ほぼ安心して使えるようです。
 WiMAXのサービスエリアの広さと通話品質は、けっこう安心できるようですよ。