ーOOO-WiMAX&CDMAなら、エリアは安心!
先日よりWiMAX&CDMAのハイブリッド型データ端末DATA01をお借りしてモニターしています。
高速だけど、まだエリアの広さに不安が感じられるUQのWiMAX。
比較的低速だけど、エリアは全国展開、auのCDMA。
このふたつを組み合わせたDATA01は、いいとこ取りになっているのか?
そして、e-mobileに比べるとどうなのか?
そこいらへんをレポートするべく、先日開業したばかりの成田スカイアクセスに乗って、上野〜成田間を実際に通信してみました。
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ちょっと先に失敗を言うと、成田スカイアクセス速すぎだな!
上野〜成田空港まで約40分。実験して、写真撮って、WiMAXとe-mobile切り替えて…ってやってたら、時間がとれなかった。
窓の外の景色を見るヒマもなかった。うう、もったいない。
それから、実験に使用したVAIO Pがちょっと不安定だったです。
最上位モデルなので高速なのはいいんだけど、熱に弱い気がします。グググッと動作が遅くなってきたときにハッとして持ち上げると、CPU周りが熱を持っている。こうなっちゃうと、電源を切って冷ますしかない。ちょっと泣かされました。
あと、DATA01はWiMAXの電波がアンテナ0本になるとCDMAに切り替えるので、厳密なWiMAXのエリア判定をするには不向きな端末でしたね。
逆に言えば、DATA01はWiMAXの圏外を意識しなくて良い端末なのですが。
ざっくりとテストの感想を。
スピードテストをすると、WiMAXでは8M〜0.5Mくらい、CDMAでは1.5M〜0.3Mくらいの通信速度が出ています。CDMAは遅い遅いと聞いていたのですが、e-mobileのPocketWiFiの半分くらいは出てそうです。
WiMAXはスカイアクセスの高速走行区間(140〜160Km)では通信速度が遅かったようです。また、成田湯川から成田空港の手前まではWiMAXの圏外だったようです。
CDMAからWiMAX、あるいはその逆も、DATA01では自動切り替えです。
しかし切り替えが遅く感じられました。「切り替え中です」というメッセージが出るわけでもありません。
また、CDMA圏内かWiMAX圏内かの判定はDATA01が自動で行っているので、手動でCDMAとWiMAXを切り替えられません。
超高速走行時はWiMAXがやや不安定なので、DATA01では「強制的にCDMA回線だけ使う」モードを選んでしまったほうが、安定した通信が可能なようです。
帰りはスカイアクセスより遅い特急に乗って帰ったのですが、このときはWiMAXも繋がりやすく、通信速度もやや速かったと感じました。
地下ではまだまだWiMAXの電波が入りません。
たとえば、スタート地点の京成上野駅は地下でした。それからスカイアクセス線はけっこうトンネル区間も多いです。
トンネル内ではauも圏外なことが多く、CDMA接続モードなんだけど接続できてない、みたいな症状がありました。もっとも、トンネル内はDoCoMoでもe-mobileでも圏外になっていることが多いモノなのですが。
悪いところを書いておくと、電源投入時の立ち上がりが遅いです。
PCがサスペンドから起動しても、かならずDATA01の認識→デバイスドライバの初期化→デバイスの初期化→電波状態の確認→「接続」をクリック、と進むので、1分くらい時間がかかります。コレ、もうちょっと初期化が速くなったほうがいいですね。
で、まとめです。
WiMAXの通信エリアは、おおむね国道16号線の内側ならば安定して使えるようです。
DATA01の場合、高速走行中などWiMAXが不安定なことがあらかじめわかっている時は、CDMA回線に固定してしまって通信した方が、通信速度は遅いけど安定します。
DATA01は、WiMAXの高速性とCDMAのエリアの広さを使い分けられる端末です。
PC接続時の通信料はDoCoMoよりも安く、e-mobileよりは高いです。
通信エリアはDoCoMoとほぼ同等で、e-mobileよりは広いです。
通信速度はWiMAXモードなら最速で、CDMAモードでもDoCoMo、e-mobileとほぼ同等です。
DATA01は普通のガム型WiMAX端末よりも通信プランの料金は高いですが、選ぶ価値はあると感じました。