ーOOO-Android、そしてタブレット …CEATEC2010ぶらりぶらり
さてさて例によって今年もCEATEC2010の見物レポートなぞを。
ちっちゃいモノ好きとしては、気になるのが先日発表になったばかりのケータイ関連。
さっそく行ってみると、auとdocomoのブースが斜めに向かい合わせになってて、火の粉がバチバチ言ってます。その間にはUQwimaxがはさまったりなんかして。この一角は強力な火花と電波がバチバチ飛び交っているワケです。
docomoのブースから
さて、まずはドコモから。
気になるのは、サムスンのandroidケータイの「Galaxy S」と、androidタブレット機の「Galaxy Tab」でありましょう。
まずはandroidケータイの「Galaxy S」。
とにかく画面に使われているAMOLEDの発色の鮮やかさに驚かされます。まぶしくギラギラしているとさえ感じるほど。
最新のAndroid OS 2.2を搭載しています。
それからandroidタブレット機の「Galaxy Tab」。
表示画面は7インチ1024×600ドット。こちらはAMOLEDではなく、TFTLCD。とはいえすばらしい発色です。
iPadよりは狭い表示範囲、そして小さいスクリーンサイズです。
とはいえ、なんといっても男の片手の中に納まるサイズが魅力です。単行本くらいの大きさで、厚さ12ミリ、重量390g。
カメラ搭載、Flash搭載、通話可能。iPadの弱そうなところをチクチクと埋めてあります。
なんといっても「ドコモの回線で使える」という安心感が魅力ではないかと思うんですが、現状ではiPadと比べると料金プランがちょっと高そうです。
auのブースから
さてさてauのブースでは、SHARPのAndroidケータイ「IS03」がイチオシなのであります。
3.5型960×640ドットのASV液晶、カメラは9.6メガ、Flash対応、ワンセグ対応、おサイフケータイ対応と、てんこ盛りなのであります。
横倒しにした時の右端(縦持ち時の最下端)にメニューのアイコンが並んでるんですが、この部分は表示部分とは別の液晶です。
だから横持ちの時と縦持ちの時でアイコンの向きが回転させてあったりして。芸が細かい!
960×640ドットで「シャキーン!」と表示されるとすばらしいですな。
シャープのLCフォントと組み合わせることで、こんなに細かく画面表示してても読めないことはない。→オリジナルサイズを表示
たいていの場合は、拡大表示しないでも読めるのではないでしょうか。
IS01は超人気で、実際に触れるauのブースは混みまくりでした。
SHARPのブースでも実際に触れるのでオススメ!と思ったけど、こちらも行列が出来ちゃってて大変そうでした。
このIS03、とにかく「全部入り」で、少なくともカタログスペック上はiPhone4と同等あるいはそれ以上。ということで、ルック&フィールとかユーザーエクスペリエンスとかを気にしない、あるいはアンテナ感度やエリアを気にするタイプの人には大人気でした。
っていうか個人的にはチョー欲しいです。
IS01の時は、auで発売と発表があってから1ヶ月も置かずにdocomoからも発売と発表がありました。では、このIS03の場合はどうなのか? ドコモユーザーであるワタシとして気になるところです。
SHARPの「進化するガラパゴス」!
先にも述べたようにIS03はシャープのブースでも触れますし、強力にプッシュしていましたが、それだけではありません。
今回のシャープのブースはIS03、AQUOS、そしてGARAPAGOSが三本柱で…、というか、GARAPAGOSがイチオシだったです。
GARAPAGOSは電子ブックビューアーで、まずは上のような本棚のような画面が並んでいます。
雑誌を購入して開くと、ご覧のようにページを取り込んだような状態で読むことが可能です。
もちろん拡大縮小も自由自在。
で、「文章の部分をもっと大きな字で読みたいなー」と思えば、ご覧のように切り替えることが可能です。
もちろんこの状態から文字の拡大縮小が可能です。
拡大縮小だけでなく、2段組で表示することも可能です。
出版社側にとって、ページのレイアウトを大きく崩すことがありません。
それでいて、読者は自分の読みやすい表示を選ぶことが可能です。
シャープはTSUTAYAと組んでGARAPAGOSを盛り上げていくということです。
ザウルス文庫の時代から、10年以上電子書籍に取り組んできたシャープ。これからも本気で電子書籍に取り組んでいくという意志を感じました。
そのほかのタブレット的なモノたち
東芝のブースにも、大小のandroid端末が展示してありました。
日本で発売する予定はなく、参考出品だそうです。
ブースで展示されているものの画面にはマガストアが表示されていました。
これまた電子書籍ビューアーの方向をにらんでいるのかなという感じ。
ところで、マンガを読むなら、さきほどの7インチとかの端末よりは、こういう10インチぐらいの画面サイズが大きい方がうれしいなーと思いますね。やっぱ。
それから、ちょっと毛色の違う話ですが、NAVITIMEはタッチパネル式のカーナビを出品していました。
右側にケータイが写ってますが、左側が今回発表の製品です。
このNAVITIME、携帯電話は必要ありません。
本体内部に通信モジュールを搭載していて、auの回線でデータ通信を行います。月額525円。
これにより、最新の渋滞情報を画面に表示することが可能です。
本体内部に地図情報をためてあるのですが、最新の地図情報の差分データを受信して、常に最新の地図データを利用できます。
と、どどどどっと駆け足で紹介してみましたが、いかがでしょうか。
さまざまな種類のタッチパネル型端末が登場して、ちっちゃいモノ好きとしてはなかなか面白いCEATECだったです。