ーOOO-羽田新国際ターミナル開業日の様子を自主的に視察した件について

 
 羽田新国際ターミナルがとうとう開業ということで、半休をとって見学に行ってきたですよ。
 会社から直で行こうと思ったけど、カメラを忘れたことに気がついたので家に帰ったりして。時間を大幅にロスしたりしました。

 京急東京モノレールは、新国際ターミナルに駅を新設して直結しています。
 この写真は京浜急行羽田空港国際線ターミナル駅の様子。
 浮かれ気分で改札口で写真を撮るヒトが多数出現しておりました(オレ含む)。
 そんでもって、開業記念のスタンプを押すヒトで長蛇の列が出来ていました。
 空港は目的地に出かけるための経由地なのに、空港それ自体が観光スポットと化している、という珍現象ですな。
 ってか、今思えばオイラも押してくるべきだったな…。

 改札を抜けると空港ビルに直結なのですが、京急は地下駅なので長いエスカレーターに乗らなければなりません。
 手荷物の多い人だとちょっと大変かも?

 その点、東京モノレール羽田空港国際線ビル駅は3Fに直結なので、のぼりおりする必要がありません。
 「改札出るとすぐ空港!」という感じがします。

 ちなみに同じ角度からもう1枚。
 全く同じ写真のように見えますが、これは開業前のプレビューイベントの様子です。
 無人の様子を撮影するというのも貴重なわけですが、人の気配がすると写真が生き生きしますな。

 でもって、改札を抜けるとこんな風景が目の前に広がるわけです。
 
 布を吊したような、あるいは船底を並べたような、曲線が垂れ下がってきた屋根がダイナミックに展開します。
 で、このまま真っ直ぐ正面にすすむと、出国手続きのカウンターがあるわけですが、それはおいといて上の階…4階に登ってみましょう。
 エスカレーターをおりると、左手にはこんな塀が立っています。
 ちょっと、のぞいてみましょうか?
 くぐって中に入ってみます。

 と、和傘が立ち並んだ庭園が広がっています。
 その眼前には、さっき見た大屋根がダイナミックに展開します。
 和風な風景と、現代的な建築物のミックスされた景色ですね。

 このゾーンは「江戸小路」と名付けられたゾーンで、江戸の町並みが再現されています。
 お土産物もあれば、食べ物屋さんもあります。


 私たちの目にも楽しいゾーンですね。
 ここを訪れる外国人観光客の方々も、大変喜ぶのではないでしょうか。
 羽田空港は日本の玄関口です。
 日本を訪れる人々をもてなす、江戸らしさを強く感じるゾーンになっています。

 白木と、石造りの部分と、土壁と。
 江戸小路の建物には、様々な素材が使われています。
 考えてみれば、和風の建築というのは単に木造だけではなく、様々な素材がミックスされていますよね。

 ひょっとするとこの江戸小路は、和を装ったイミテーションではなく、最先端の和風建築そのもの、なのかもしれません。
 この羽田空港だって、最先端の日本の建築物…言い換えれば、最先端の和風建築と言えなくもないですよね。

 そういう目で見てみると、あれあれ、空港の天井部分が、瓦屋根の長屋をひっくり返したような形に見えてきませんか?

 さてさて、江戸小路を抜けて、さらに上の5階にのぼってみましょう。

 5階はクールジャパンをテーマにした"TOKYO POP TOWN"と呼ばれるゾーンです。
 これはプラネタリウムのあるカフェ。4000万個の星が輝くそうです。
 最新鋭のプラネタリウム(おそらくメガスター)も、ニッポンの最先端の技術ですよね。

 かと思えば、こんなシャツを売っているショップも。
 アニメもまた、最先端のニッポン…クールジャパンですよね。
 ってか、この柄どうよ? 刺さるヒトにはものすごく刺さりますな。だれかかわいい女子のヒト、着てみてプリーズ!

 
 そんでもってここが、屋上の展望デッキなのです。
 海外に旅立つヒトに手を振るゾーンと言うよりも、デートスポットっぽい気配が。
 夜来ると、とてもムードがありますな。

 写真ではつぶれてますけど、空港の敷地のあちこちに青や緑や赤と言ったランプが埋め込まれています。
 もちろんそれは飛行機の誘導灯なのですが、なんだかとにかくキレイで。

 暗闇の中、着陸する飛行機を飽きずに眺めていたのですが。
 ふと向こうのビルを見ると、あのジェット機、何か貼ってある!
 あ、アレ、嵐ジェットじゃね?

 ということで、向こう側の空港ビルに移動するのであります。
 羽田空港は空港第1ビル、第2ビル、そしてこの国際線ターミナルと3つのビルに分かれています。
 もちろん、モノレールや京急線を使って移動してもいいのですが。

 これらの建物を、無料の巡回バスが結んでいます。
 ちなみに、飛行機で羽田空港を利用するお客様で、国内線から国際線へ(あるいはその逆)乗り継ぎで利用する人は、モノレールや京急線の無料チケットがあるそうです。

 バスは約10分間隔で運行、新国際線ターミナルから空港第2ビルまでを約10分で結びます。
 このバス、滑走路を併走するんだよね。チョー楽しい! こんなに楽しいのに無料でいいのかしら?

 でもって、すったもんだあって(←迷った)空港第2ビルの屋上展望デッキに到着です。
 知っているヒトは知っているのでしょうが、ココ、JALの発着するトコじゃないのね…。
 ってことは、嵐のジェット機はココじゃなくて、空港第1ビルなのね…。

 空港第1ビルと第2ビルは、無料バスで移動しても良いのですが、地下の動く歩道を使って直接移動することも可能です。
 んで屋上に行ってみたんだけど、どうも嵐の飛行機は飛んでっちゃったあとっぽかったね…。ガックリ。

 といったような感じで、今日開業したばかりの羽田空港の新国際線旅客ターミナルを駆け足で紹介してみましたが、どうでしょうか?
 え、「こないだの内覧会では何を見学してたの?」って?
 それはまた、別のお話ということで。

おまけ

 今日開業と言うことで、テレビも来てました。
 おそらくNHKクローズアップ現代の生中継だったんじゃないかなーと思いますです。