ーOOO-北風とか太陽とか … キヤノンEOS60D
以前、キヤノンEOS60Dタッチ&トライのイベントに行ってきたことがあるのですが、そのときはちょっち触る時間が短かったので消化不良で。
あー、もうちょっと触ってみたかったなー…。
と思っていたら、なんとEOS60Dのモニターに当選したのです。半月ほどの間お借りして、ちょっとしたレポートを書きますのでよろしくです。
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一眼レフを持ったワタシが撮ってみたかったのは、千葉都市モノレールと野良猫さんなのです。
ということで、EOS60Dを持って千葉駅へ、それ行けピュー!
…ところでアナタは千葉都市モノレールを知っていますか?
もちろん色々な名所や様々な見所があるわけですが。
なかでもとりわけモノレール感にあふれていて、かつストレンジな風景が広がるのが、千葉駅なのですな。
どうよ、この近さ!
恐怖を覚えるほど低い!
で、コレ、写真的には、いかにも暖かな午後…という感じに写っているのですが。
しかしこの日の午後は、もんのすごい風が吹き荒れてましたな。
駅の入り口では、女の子が待ち合わせしている感じで立っていたのですが、四方八方からやってくる強い風に、スカートがそれはもう大変なことに。
自分の今までの長い長ーいボンクラ人生を振り返ってみた時に、
「あれっ、見えちゃったかな? …いや、まさかな」
みたいな瞬間が、なかったわけではないですが。しかし、ハッキリと
「見えた!」
というのは、今回が「初」でしたな。人生初。
なんかもうスゴいんですよ。それはもう忍法! カーミーカーゼー、の術! が止まらないという感じ。さすがのため息、スキトキメトキス。
ところでよい子のみんなは、「北風と太陽」という童話を知っているかな?
念のためにおさらいしておくと、通りがかった旅人のコートをどちらが脱がせることが出来るか、北風と太陽が勝負をした。
北風が冷たい風を吹かせれば吹かせるほど、旅人は寒がってコートを脱ごうとしない。
しかし太陽が暖かい光を浴びせると、あまりの暖かさに旅人は1枚、また1枚と服を脱いでいき、そして… という、こんな話だったよね。
そしてこのお話の教訓は、夏のビーチは女性を大胆にする、ということだったよね。
今日の出来事を、この「北風と太陽」に例えてみるならば。
午前中は太陽がさんさんと輝いて、「あら、今日は暖かいのかしら」と薄着でやってきた女の子に、北風がいきなり容赦なく四方八方から冷たい風をッ…!
ということで、今日は北風と太陽がグルだったんだよ!
アイツら、ヒドい奴らなんだよ!
とんだイタズラ小僧どもだよ!
そして、スカートの中を丸見えにさせている女の子の前には、EOS60Dを構えて立っているオレがいるわけで。
そんなとき、私の脳裏によぎった渡辺謙は、こうささやいたのです。
「趣味なら、本気で」
ええええええっ?
どうするオレ!
キミならどうする!?
で、いい感じで被写体をカシャカシャカシャっと収めたいわけだったのですが、あんがい上手に行きませんでした。
シャッターを押してからAFがシャコシャコっと動いて、カシャッと撮れるわけなのですが。AFの動作速度が今まで使っていたコンデジより遅いのです。あとで高速AFモードというのに気がついて切り替えたのですが、それでもちょっと遅いかなー? そのかわり、ピントはバシッと合ってるわけなので、文句は無いのですが。
それから、コンデジに比べてシャッターボタンの半押しが堅いので、シャッターを切ったと勘違いして、実は切れてないことがありました。もうこれは後で呆然としましたね。4分の1くらい撮れてなかったです。もっともこれはEOSが悪いわけではなくて、自分の不注意なのですが。それ以来、注意してシャッターボタンを強く押し込んでいます。
カメラが良くても、使う人間がヘボいと上手に撮れない!
狙いさえすればバシッと撮れるかと思ったけど、そうでもない。
だけど時間は刻々と過ぎていって。
一度シャッターチャンスを逃せば、次のモノレールは10分後。
昼時にはバシッとシャープなエッジを見せたモノレールも、夕暮れ時になればボディはオレンジ色に染まり、トロリと甘く丸い印象へと変わります。
一瞬一瞬で車体のきらめきは違ってきますし、常にカメラの真ん中で車体を収めることも難しい。
レールの前でスタンバイするときは、そこを走る車体の状況を想像して事前にカメラをセットします。しかしいざ走行中の車体を見ると、思ったような形でカメラのフレームに収まってくれなかったりして納得いかない。次の車両が来るまでのあいだ、カメラの位置や角度を動かしたりして。
おお、コレ、面白いなぁ。
鉄オタの中でも「撮り鉄」なヒトの気持ちが分かった気がしました。
で、家に帰って、クールダウンしながらマニュアルを読むと、あ、便利な機能があるじゃない? ってことに気がついたりなんかして。
EOS60D、実に多機能で、奥深いんですな。
初めての一眼レフをわずか10日ほどで使いこなすというワケにはいかないのですが、あれこれ試行錯誤しますんでヨロシクです。