ーOOO-俺とプリキュアオールスターズDX3
ここんとこ「気分を変えなければ…」とか思いながらもなかなか気分が変わらないので、思い切って映画を見に行ってきたですよ。
劇場版プリキュアオールスターズDX3を。
…ああっ!
石を投げないで!
いや、違うんですよ。オトナなのにアニメ好きとしては、時に映画館にドラえもんを見に行ったり、はたまたクレヨンしんちゃんを見に行ったり、ポケモンを見に行ったりするワケなのですよ。
で、今回のプリキュア鑑賞もその一環なのですよ。ククククク。
…ああっ!石を投げないで!(←エンドレス)
映画が映画なだけに、劇場に小さいお友達が多いのは予想していたんだけど、女子率の高いこと高いこと。あと、付き添いの保護者はママばっかりで、パパがほとんどいないのね。まあ、普通のパパは平日の昼間は会社に行ってますよね…。
というわけで、劇場の座席の中でポツーンと悪目立ちする大きいお友達…改め、腐れ独身中年オサーンは大変肩身が狭かったのでした。
劇場版アニメと言うことで動きの良さを期待するワタクシ。
オープニングからすごいすごい。なにしろ主人公21人が入り乱れてCG背景のステージの上で踊る、踊る!
いやーもー、コレはすごいコトなんですよ? CG作画のステージだからビシッとした平面でウソがつけない。その上をクルクル踊る女の子たちは手書きのアニメで作画するわけですよ? しかも変身してるから衣装がフリフリふわふわしてるじゃないですか? ほんでもってカメラがステージの上を自由自在に飛び回る。もう作画さんは地獄ですよ地獄。よくがんばりました。すげー。
なにしろ90分のアニメで主人公が21人だから、いきなり全員集合しちゃってる。んで事件発生、ヘンシーン! 21人全員の変身シーンをキチンとやるから長い長い。ついでにいうと必殺技のシーンもキチンとやるから長い長い。
で、これらのシーンはTV版からの流用らしいのですが、もともと変身シーンや必殺技シーンはものすごくキレイなので、劇場で流しても画面映えする。こういう部分で手を抜くことで、その他の本編シーンに予算を使ってグリグリ動かしてやるわけですな。
さらに回想シーンを大胆に使って、作画枚数を助ける。うーん、すごい。
劇場の入り口ではちいさいお友達向けに何やらピカピカ光る小物を渡していたらしくて、ソレを子供らが映画の最中に振り回してピカピカまぶしいちゅーねん。
だけどプリキュアにピンチが迫ったときに、劇場の子供たちがプリキュアを応援するために、そのピカピカを必死に振ってるワケですよ!
コレはドラえもんとかポケモンでは見られなかった風景。なんかワタクシ、グッと来てしまいました。
んで物語の終盤、海辺の街が灰燼に帰しちゃったりするシーンがあって、時節柄ドキッとしちゃいましたが。
しかし、荒廃した街の中で、もう手も足も出なくて絶望的なときに、プリキュアが
「私たちは、どんなときも決してあきらめない…!」
とか言うので、グッと来ちゃったですよっ。
子供向けのアニメに励まされちゃいましたよっ!
ありがとう、プリキュア。
オレも頑張る。
だけどオッサンが劇場にプリキュアを見に行くのは遠慮しておこう、と思った。