ーOOO-「プリンセス トヨトミ」
こないだの土曜日は公開初日だというのに、近所の映画館では
- 1日4回上映
- ちなみにウチの近所のシネコンでは5回が標準、4回はやや少なめ
- 18時〜20時台に上映開始の回がない
- 会社帰りとかでお客さんが入りそうな時間には上映開始しない
- お客さんが入りそうな時間には、この劇場では別の映画を上映したい
っつーことで、劇場側は「あんまり前売り券が売れてないよ」「人気なさそうな映画だなぁ」と判断しているのです。つまり、「コレはあんまりオススメじゃない映画」だよ、というメッセージが見えてくるわけです。
だけど、つい、出来心でさ。
見に行っちゃったんですよ。
だってあの映画って、綾瀬はるかが美味しそうに何かを食べるシーンが多そうな映画じゃないですか? なんつーの、「宝石箱やー!」とか叫ぶとか、目ン玉をひんむくとか、そういうんじゃなくって。ただただニコニコしながらパクパクもりもり食べておかわりするわけですよ。あーいうのがさー、もう、ねぇ?(←何?)
シナリオには期待しない! 映画の面白さには期待しない! そういう覚悟で見に行ったわけなのですが。
なんか「大阪国独立!」って言うから、日本中を巻き込んだ東京×大阪みたいなことになるのかと思ったら、そんなことなくって残念。
見る者の期待を裏切りつづけるので、先が読めないっちゃー読めないんだけど、ちっさいほうにちっさいほうに話が転がっていくので「えー…」って感じ。
エンドロールで「制作・亀山千広」と出てきて脱力ですよ。「しまった−!」っていうか、「納得!」っていうか。またしてもオレは月曜ドラマランドに金を払ってしまったのか!
ちなみに原作と映画では、設定を踏まえつつも内容が大きく異なっている、ということでした。
あ、綾瀬はるかの食べるお好み焼きは、とても美味しそうでした。
あと、街中を走る綾瀬はるかのおっぱいが、だいんだいんと揺れまくるので素晴らしかったワケなのですが、映画のそこいらへんに期待するならば、オノレの欲望にもっと正直になって「おっぱいバレー」を見に行けば良かったなーと後悔するワタクシなのでした。うーん、ナイスおっぱい!
作る側のメリットは良くわかるんですけどね。
日本映画に最近よくあるシステムですよ。
ノーギャラのボランティア出演者を大量に動員すると、映画が公開されたときに自腹で見に来てくれるから、ウマー。なおかつ友人知人に宣伝して連れてきてくれちゃったりするから、さらにウマー。
地方で映画を撮ると、その土地土地のロケーションサービスって言うか観光振興・街おこしの予算がもらえるので、格安で映画が撮れちゃうと言う。まして大阪だから予算もデカそうで、ウマー。
しかしあの映画が観光振興の一環だったとして、アレを見た後で「大阪に遊びに行きたくなるか?」っつーと、それは無いかなぁ…。