ーOOO-最新GALAPAGOSをさわりながら、電子書籍のページめくりについて考えるワタクシ

 
 イーモバイルの最初の端末はシャープ製ので、ソレをワタシが一番乗りで買ってきちゃったあの日から、4年とちょっと。
 ひさしぶりにシャープがイーモバイルで端末を出す!ということで、2011年8月30日に発売になる新製品GALAPAGOS(A01SH)の、タッチ&トライにお邪魔してきたですよ。

 国内初のAndroid3.2採用、デュアルコアCPUのTegra2搭載でなかなかパワフル。画面サイズは7インチ1,024×600ドット、重量は389g。ワタシの手なら片手で持つことが可能です。
 バッテリーで6時間動作ということでしたが、実際ワタシがイベントで2時間くらい触ったあとでバッテリー残量は60%。フツーに使って4〜5時間くらいは持ちそうという印象でした。
 VAIO Pにのっけると、こんな感じ。上下幅はほぼ同じで、左右幅と厚みが違います。
 VAIO Pはカナリにモッサリしていて、YouTUBEを再生するにもカクカクなっちゃうありさまなのですが、GALAPAGOSではコマ落ちなくキビキビ再生してました。

 コレはGALAPAGOSに乗り換えちゃったらVAIO Pに戻れなくなりそうだなー。
 縦持ちでウチのブログを表示させるとこんな感じです。もちろん拡大縮小可能ですが、ワタシはこれくらいの文字サイズでも平気で読めました。
 1画面に表示される情報量が多く、ページをスクロールさせる回数が減り、ウェブページの閲覧が楽だなーと感じました。

 
 で、このGALAPAGOSの大きな特徴は、TSUTAYAとシャープが共同して行っている電子書籍TSUTAYA GARAPAGOSを利用することが可能だ、ということです。

 さっくりと触って読んでみた感じだと、ページめくりをするつもりがメニューが出てきたり、それが消せなかったり、ちょっと煩雑な印象を受けました。操作の作法がAndroidの作法と違う感じがするのです。
 そもそもGALAPAGOSの最初の端末は電子書籍専用端末として開発されていたのですが、いまこうしてAndroid端末・Androidアプリとして動作しているからには、もうちょっとAndroidの作法に寄せてUIを練り直した方が使い勝手が上がるのではないかと感じました。


 せっかくなので、電子書籍ビューアーのページめくりに一言いわせてくださいな。
 ページをめくるとこういうふうなかんじで、「ページがめくれました」的なアニメーションが入ります。
 が、コレがなーんか違和感あるんですな。

 
 実際に横書きの本をめくってみますね。
 
 電子書籍ビューアーっぽくページをめくるとこんな感じ。
 「いや、別に変じゃないんじゃない?」と思ったアナタは甘い!
 コレ、読書家的にはありえないめくり方なのであります。
 
 ページをめくるときというのは、めくりつつも最後の行に視線が残っていて、微妙に読みながらページをめくっていくモノなのです。
 なおかつ、次のページの最初の部分を一刻も早く読みたいわけなのです。
 とかんがえると、さっきのページめくりは最後の行までキッチリ読み切ってからページをめくり、しかも完全にめくり終わらないと次のページを読むことが出来ません。もたもたしていてテンポが悪いめくりかただ、ということがわかるでしょうか。
 
 コレが縦書きの場合だと
 
 ↑こういうめくりかたはじれったくって
 
 最後の行を読みつつ、次のページを一刻も早く表示させるには、↑こういう感じのめくりかたになるんではないでしょうか。
 電子書籍ビューアーは、こういう部分の表示アニメーションを工夫するだけで、もっとテンポ良くキビキビ読書する感じが出せるんじゃないかなーと思った次第です。


 もっというと、読書するときにはページをめくらない気もします。
 
 こういうふうに軽く本を曲げながら親指でページを押さえといて
 
 ちょっと指をゆるめると、1枚だけピッとめくれる感じ。
 電子書籍では、指をスライドさせて丁寧にページをめくるんじゃなくて、タップでパラッとめくれてもいいんじゃないかな−?


 ま、ココまで長々と書いてみましたが。
 文字中心のページだったら、こんなことしないでウェブブラウザみたいにスクロール表示にしてもらった方が読みやすい気がするワタクシです。ページめくり動作は章が変わるときと、挿絵が入るとき程度で良いんじゃないかな−?
 あ、設定を変えるとスクロール表示対応だったのかもしれないですね。そこらへんちょっち未確認です、スイマセン…。