ーOOO-富士山の山頂では重力が小さくなるのか、調査してきた件について

 以前「富士山に登ったら何キロやせる?…エクストリーム体重測定」ということで、富士登山に挑戦したワタクシだったのですが。
 で、そのときに「標高高いと体重計は軽く表示されるかもw 誤差の範囲内かも知れませんが。」というご意見をいただきました。
 えー、マジで?
 じゃあ、ちょっと調べてみるぅ?


 っつーことで用意したのが、コカコーラの「いろはす」4本なのであります。
 コレは容量が555mlということで、4本で2220g+容器重量というところ。


 平地の地上(高度10メートルくらい?)で計ってみると、約2.3キログラム。
 ちなみにいろはすは、ペットボトルがペコペコしていてつぶしやすく、山頂からゴミを持って帰ってくるのに便利そうです。


 
 それから、富士山5合目の自動販売機で手頃に定価で購入できた、という点が今回の実験に「いろはす」を利用した大きなメリットでありました。

 富士スバルライン5合目で計ってみたところが、なななんと、ざざざん!
 2.3キロで変わらずっ!

 そこから、雨の富士山を登っていきました。
   
   
   
   
 いろいろ大変だったわけですが、さあ、気になる「いろはす」の重量はっ!?
 
 2.3キロで変わらずッ!
 ずこーっ!


 もっとも、これは実験に使った機材の設定が悪かったためです。
 調べてみると、富士山の山頂では約0.12%重量が軽くなるのだそうです。(参考→地球の科学 - 重力(2)- 用語と補足説明 - 高さと重力
 より精密に…もう1ケタ2ケタ細かく計れる重りを持って行くべきでした。
 あるいは実験に使う重しを2キロ程度でなく、もう1ケタ2ケタ重いモノにすれば、より正確に重力が測れたんではないかと思いますです、ハイ。
 でも、登山にそんな余計な荷物は持っていきたくないですよね…。


 今回は無事に富士山登頂に成功したわけですが、ご覧のように天気が悪く、視界不良で、山頂は気温5度、風速10メートル前後だったので体感気温は氷点下。非常にあぶなっかしい登山でした。
 同行した乗り遅れさん曰く、「いや、あんな風人生で経験したことない。マジで身体が吹き飛ばされそうになった。夏なのに1日で冬の富士山が如何に危険かわかった気がする。
 とにかく全身の力を振りしぼりまくりで、ワタクシ身体にダメージきまくってますです。夏山登山とはいえ、十分な装備を調えて登るべきだなーと思いました。
 登山に使った靴をかたっぽだけ洗って、汚れたまんまのモノと比較してみたのですが、登山の大変さが伝わるでしょうか?
 土日で登山してきたのですが、現在(水曜日の夜)足のモモやふくらはぎの筋肉痛がヤバすぎです。下山中には足にマメが出来て、それが即潰れました。

 登山で山小屋でご飯っつーと「インスタントラーメンに1000円も払わされてバカバカしい」とかいう意見もありますが。
 しかしね。
 今回ワタクシ、富士山の山頂で、サッポロ一番を食べたのですよ。
 疲れ切って、寒くて。外は大荒れの天気で。逃げ込むように山小屋に転がり込んで。
 そこで注文して食べた、サッポロ一番しょうゆ味。
 あまり具に凝ってなくて、サッと作ったインスタントラーメン。
 その味は、まさにウチのオフクロの味そのもので。
 冷え切った指先に伝わるドンブリの温かさ、そして胃に落ちるラーメンの温かさ。
 そこに、オフクロのぬくもりを感じたのですよワタシは。
 
 とかいうと、「こんな味をオフクロの味だなんていわないでよ、恥ずかしい…」と、今は亡き母に怒られそうではありますが。