ーOOO-会議は踊れ
都合上、会議に出席してきたんですわ。
なんぞウェブサービスの立ち上げに関して、ユーザー視点のご意見頂戴、みたいなヤツ。
席上、ウェブサービスの発案者兼担当者の人が理念とか理想とか色々な話をして、なるほどなーと感心するやらうなるやら。
んで、ユーザー視点の意見を述べるっつーコトになったんだけど、みんなダメ出しするする。
なーんかもう、他人事のはずなんだけど、聞いてるだけでオッチャン、お腹痛いわー。
頭のいい人たちが、よってたかってダメ出し。
そこに悪気はなくって、っていうかむしろ、良かれと思ってダメ出し。
「この人は、良かれと思ってダメ出ししてるんだなー」と思いながら、真正面から御意見を頂戴していると、ものすごい深く刺さる刺さる。
今や、黒ヒゲは危機一髪ですよ。
一生懸命考えて作ったサービスを携えて会議の席に臨んだのに、次から次へとざっくりナイフが刺さるですよ。
善意・正義という名の剣に貫かれて、今にも首がポーンと飛んでいっちゃいそうですよ。
なんかもう見てらんない!
ということでオイラは終盤、ちょっと違う方向に話題を振って、話の流れを曲げてきたのでした。
でも「良かれと思って、ダメ出しの連打」という流れを曲げて良かったのかどうかは、よく分からないんだけどね…。
ちょっとしかしゃべらなかったんだけど、まあ疲れた疲れた。
ワタシはちっちゃい会社に勤めてるから、会議らしい会議ってしたこと無いんだけど。ああいうのってフツーなのかなー?
ちょっとズレるけど、東京スマートドライバーの市民会議って言うのがあって、ソレは参加してて面白いんですよ。
なにかアイディアを出すと、とりあえずみんなで笑う。ウケる。
で、そこにボケ足す。ウケる。
ホワイトボードに重なり合うくらいアイディアの山が出来たら、似てるもの、面白そうなものを重ね合わせて、現実的に実現可能な方向に削っていく。
コレはもちろん事務局の山名清隆さんの司会が上手いからというのはあるんだけど、会議の上でマネしたい部分は多い。
変なアイディアの出た瞬間は、叩かない。良い部分を拾う。ホメる。ボケ足す。膨らます。やがて、見たことのない「何か」が近付いてくる気配がする。
結局、なにもつかめないことも多いけれど、とにかく面白い会議になるのだった。
ところで本件についてなのですが、当の担当者の方は、いろいろ意見を聞きつつもヘコまずに前に行こうとしていたので、すげえなぁと思った。アレくらいでないと大企業で1つの部署を切り盛りできないですよね−。
何事にもヘコみがちなオイラは、ああいう役職はちょっと無理だなーと思った。いやすごい。がんばってください。