ーOOO-ざっくり使うLifeTouch Note

 そーいえば、先日19800円で買ったNECのLifeTouch Note(NA75W/1A)のレポートを、せっかくなのでざっくりと書きますぞ。


 で、コレ、ワタシはけっこう気に入っていて、毎日ごりごりと使い倒しております。
 割り切って使うと大変便利ですぞ。
 とにかくパッとふたをあけて2秒で使えます。
 ボディは頑丈そうだし、値段も安いので、ガンガン持ち出せます。ケースに入れないでカバンの中に放り込んで置いて、使いたいときにパッと取り出します。


 値段なりの安っぽさはあるし、それなりにクセがあるので、使いこなすのは大変かと思いますが。でもそこらへんはAndroidなので、あれこれアプリを入れてみたり、設定をいじったりして、自分好みにしていきましょう。
 ワタシの場合、コレを使うときはもっぱらウェブの巡回で、たまーに文章を書く程度です。で、その程度のライトな使い方だと、Vaio Pよりも軽快感があるので、いきおい出番が増えますな。


 LifeTouch Noteじゃダメな時というのは、Windowsじゃなきゃダメな時というか。つまり、プリンターを繋いで年賀状印刷とか。CDを取り込んでMP3に変換する時とか。で、それってVaio Pだと難しかったりめんどくさかったりするコトなので。
 現状では「なにかしたいなー」と思ったときには自宅のデスクトップPCか、LifeTouch Noteか、ポケットの中のAndroidケータイ(SonyEricsson mini S51SE)か、の3択になっています。目的に合わせて使う機材を分けているワタクシです。
 ちなみにVaio Pは、スタバに持って行くための見栄PCと化しています。


 基本はとにかく、標準のブラウザね。
 もうこれがネットの巡回に便利なんだ。
 画面を表示をするばあい、幅の広いテキストは強制的に左右幅にあわせて表示するという、Androidならではの表示作法。表示が思いっきり崩れるのでiOSユーザーが鳥肌を立てて蛇蝎の如く忌み嫌うアレですよ。
 いや、でもコレ、ガンガン文章を読み進めて行くには便利な表示作法だと思うのですよ。
 タブブラウザなので、バックグラウンドで画面をひらく設定にして、がんがんページを裏にひらいておいて、あとで一気に読むのが好みです。まあこのへんはお好みの作法で。


 タッチペンで操作可能というのも良い点です。
 指先で操作すると、指や手のひらで画面が隠れちゃうじゃないですか? その点、タッチペンなら指より細いので、文字が隠れてもほとんど気にならずに読み進めることが出来ます。
 標準添付のタッチペンは長さと太さがちょっとビミョーなので、山ほど売ってるNintendoDS用のタッチペンの中から好みのヤツを選んで使いましょう。
 それから、本体の変なポインティングデバイスは使いにくいので、設定で殺しておいたほうが吉だと思います。


 スペースバーを押すと一画面スクロールというのも便利です。
 ペンや指先をせわしなく動かして画面をなでるのって、かったるくて仕方ないじゃないですか。指の脂でテカテカするし、画面も隠れて読みにくいし。
 LifeTouch Noteなら、スペースバーひとおしでページめくりが可能なのです。


 ついでに書いておくと、FireFoxは動くけど遅いです。ADBlockとAutoPagerさえ動けば…と思ったんだけど、うーむ。
 Operaも動くし、そこそこ早いけど、あえて使う理由は無いかな…。コレ、LifeTouch NoteのCPUとメモリの限界なんだと思われます。
 LifeTouch NoteはAndroid2.2。で、ChromeはAndroid4.0以降対応なので動かないです。


 このマシンは横画面でも縦画面でもブラウザが使えるということで便利かなーと思ってました。
 ですが、縦持ちにすると液晶画面の色が左右の目に違って見えるので、疲れます。最近ワタシも老眼っぽくなってきたので、目を酷使するのは避けたいところ。なるべく横画面で使っています。
 それでも、縦画面モードはVaio Pよりフツーに使いやすいんだな、コレが。なにしろサクサク動くしねぇ。


 Vaio Pとの比較ということでいうと、LifeTouch NoteはGPSがマトモに使えます。Googleマップがフツーに動きます。当然ですな。
 でもVaio PはGPSデータがGoogleマップからは参照できない形式らしくて、なんか別売りの地図アプリが必要っぽかったです。


 LifeTouch Noteのキーボードは、3つ折りのポメラよりは良いけれど、2つ折りの最新ポメラよりは落ちるかなぁという感じ。
 キーボード面よりディスプレイ面の方が重量があるので、ひろげてノートパソコンみたいに使おうとすると、むこうがわにバタンと倒れそうになります。まあ、慣れだ慣れ。
 キートップはVaioPと同じか、それよりちょっと広いので、英数字は打ちやすいです。ただ、記号のあたりはキツくなっていて、しわ寄せが来ているかも。
 Androidのアプリの中には、BSキーには対応しているけれどDelキーには対応していないモノがあるようです。っていうか、「Del」を押しても「BS」の動作をすることがあります。アプリ側でDelに対応してないんじゃないかって気がします。


 ちなみにLifeTouch Noteの場合、ウェブページ中のテキストのコピーは、ふつうのAndroid端末とちょっと違います。
 メニューから「選択してコピー」して、それから範囲指定すればコピーできます。範囲指定は一発勝負っぽいです(なんどでも出来るけど)。あと、一画面以上の長さのテキストはコピーできないっぽいです。


 LifeTouch Noteをメモ取り端末に使う場合、メモったテキストはSDカードに保存してPCとやりとりするとか、Gmailかなんかでメールにして保存とかいろいろあると思いますが、ワタシのおすすめはDropBoxです。

 細かいことは省きますが、PCにもiPhoneにもAndroidにもインストールできるので、手持ちの端末をサクッと連携しちゃいましょう。
 LifeTouch Noteでメモった文章を、電車の中で自分のスマホで読み直したり、自宅のPCでガッツリ修正を入れたりするのが簡単にできます。
 Android版のDropBoxにはシンプルなテキストエディタがついてくるので、それで文章を編集するのも良さそうですな。


 メモ取り用のアプリをもう一本。

 無料のアプリなのですが、自動セーブ機能があるので安心です。
 あと、メモをウイジェットとしてデスクトップに貼っておけるので、思い立ったら即クリックして編集できます。


 長くなってきたし、LifeTouch Noteの話からそれてきたので、そろそろこのへんで。
 以下、LifeTouch Noteにかぎらず、スマートフォンについての心構え。

  • 出来ないことは多いが、割り切ること。
  • とはいえ、たいていの場合、それを可能にするアプリがある。探してインストールしてみること。
  • それなりにカスタマイズが必要。あれこれ試行錯誤するべし。
  • カスタマイズが進むと手になじんでくるので、手放せなくなる。

 ま、LifeTouch Noteは安いし、カンペキさを求めないで「ま、こんなもんかな」という気分でザックリと使いこなしていきましょう。