ーOOO-なぜ上野にはヨドバシカメラがあるのだろうか

 
 まあそういうわけで昨日上野で花見をしてきた件の続きの話ですよ。
 ワタシは以前、「PentaxQは色が薄く白っぽく出る気がする」と書いた気がするのですが。
 ところがぎっちょん。
 ペンタックスQはレンズの横にツマミがあって、これをグリグリいじると簡単に色調が変えられるのですな。
 派手な色が好みなら−、鮮やかにド派手になーれ、えいっ!
 
 ということで、じゃ−ん。
 ド派手になりました−。
 まるっきり別のカメラみたいですよね。
 「これだとやり過ぎかな?」と思ったら、エフェクトのかかり具合を変えることも可能です。
 さらに、逆にシブくすることも可能です。
 
 モノクロ写真なんだけど、赤の色だけを抽出してみました。
 蒸気機関車の表面が黒くウネウネと輝いて、金属らしい質感や表情を引き出せた感じがします。 
 なんか、「ちょっと高いカメラを使ってそう」って気がしませんか?
 っていうかワタシは「買って良かったー!」って気がヒシヒシとわいてきました。
 PentaxQ、なんか楽しいぞ!
 んで、バリバリ撮影していたらあっという間にバッテリーがカラになっちゃいました。
 「なーんかバッテリーが持たないなぁ」と思ったんだけど、よく考えたら今回メチャメチャ写真を撮ってるんですよね。とにかく撮るのが楽しくて。
 ペンタックスQでお出かけ時には、予備バッテリー必須ですなぁ。うんうん。
 
 ついつい撮り過ぎちゃうくらい、上野公園は写真を撮りたくなるスポットにあふれていますな。
 どこにカメラを向けても絵になる気がする。
 まして今は桜が満開。ほんとうに素晴らしい。
 ついつい撮り過ぎてバッテリーがカラになったワタクシだったのですが、コレ、むかしだったら「撮りすぎてフィルムがカラになっちゃった」って話になりますよね?
 
 で、思った。
 上野は観光地で、なおかつ撮影するモノが多いから、行楽客にフィルムを買ってもらいたくて、ヨドバシカメラは上野に店を出していたんじゃないかって。
 フィルムが売れるなら、現像する人もたくさんいるだろうし、ね。
 昔っから「なんで上野なんかにヨドバシカメラはお店を出したんだろう?」って思ってたんだけど、その謎が少し解けた気がしました。


 もっとも、ホントにソレが理由ならば、箱根や鎌倉には何十軒ものカメラ屋さんがひしめいてるハズなのですが…。
 ほかにも「上野は東北本線常磐線の始発駅だったから」とか、いろいろな判断が重なっているのでありましょう。
 
 こんなに花見でにぎわっているのを見るのは久しぶりだな…と思ったら、去年の今ごろは花見どころではなかったのだ。
 去年と今年で何が変わった?というと、なにかが大きく変わったわけではなくて、あの日と今日はずっと地続きなわけで、そう考えると花見を楽しんでいることに何か申し訳ないような、後ろめたいキモチになった。