ーOOO-寝覚め死闘編

 
 朝、なかなか起きれないワタクシ。とにかく寝覚めが悪いのですよね…。
 目覚ましを2個準備したりしても、なかなか起きれません。
 というか、目は覚めるんだけど、なかなか布団から出られないんですよね。
 布団はぬくぬく。外はひんやり。どう考えたって出られない。ああ、出られない。
 ついつい二度寝。ぐうぐう。


 いろいろと寝覚めスッキリのテクニックはあるらしい。
 とりあえず背伸びするとか、ストレッチするとか。
 だけど、そんな事が出来る人というのは、そもそも寝覚めがいいタイプなのではないだろうか?
 ものぐさなオイラでも出来るような、簡単な寝覚めスッキリテクニックはないものか。


 そこで思いついた。
 朝、とにかく目覚ましが鳴ったら、ふとんを1枚蹴り飛ばすのだ、と。
 かけぶとんが1枚減れば、すこしずつ寒くなってきて、イヤでも起きざるをえなくなる、と。
 おお、これだ、これじゃねーの?


 言うは易し、行うは難し。
 思いつきはしたモノの、「目覚ましが鳴ったら、とにかく布団を1枚蹴り飛ばす」という、ただそれだけのことがなかなか出来ないのだ。
 なぜなら眠いから。
 ボーッとしていたいから。


 んで、今朝。
 目覚ましが鳴ると、二度寝したいような、だけど早く起きなきゃという気持ちも同居する…という絶妙の眠さ加減。
 おお、いまこそ勝負の時ッ!
 いまだッ!
 必殺ッ!
 …えーっと?
 技の名前は今度考えるとして、とにかく布団を1枚、蹴る!
 ふとんの中の体感温度はほとんど変わらない。絶妙なぬくぬく感をキープしながら、速やかに意識は二度寝モードへ移行。
 とそのとき、徐々に朝の寒気につつまれて、じわじわと布団の温度が下がっていく。
 うう、寒い…。
 寝たい…。
 寒さと眠さがせめぎ合う。
 しかし、オレの怠惰さが生み出した鉄壁の二度寝モードは、やすやすと破れるものではない。
 すやすやと眠りに落ちていく…。
 いや、寒い。
 はっきり寒い。
 でも、寝たい…、いや、寒い!
 仕方なく起きる。
 おのれの敵は、おのれ自身。
 オレの鉄壁の二度寝モードは破られ、ここにオレは目を覚ましたのだった。


 とにかく二度寝はふせいだのだが、寝覚めは最悪だった。なーんか、スッキリしねぇのですよね…。
 それから、朝っぱらから身体が冷えて、着替えた後も身体がなかなか温まらない。
 で、おなかが冷えてしまって、仕事中はトイレが近かったのでした。もう最悪。