ーOOO-そろそろ日食そわそわ

 もうすぐ金環日食が見られるということで、ソワソワしているワタクシだ。
 その美しい姿、ぜひカメラにおさめたい!ということで、NDフィルターというヤツを物色しました。太陽の光は強力なので、このフィルターで光の力を弱くしてやらないと、センサーが焼けちゃうわけなのです。
 しかし、日食観測用のNDフィルターは1万円を超え、なかなか手が出ない。なおかつコンデジ用の小さいサイズの物は取り扱いがないようです。
 そこで目に止まったのは、効果が弱いNDフィルター。風景撮影用のヤツ。これならウチのカメラにぴったりサイズのモノがあるし、お値段も2千円程度からある。それからワタシが持ってるペンタックスQというカメラは、内部にNDフィルターを装備している。これらをいくつか組み合わせれば、日食観測もイケるのではないか?と。
 そこで、フィルターを何枚重ねればいいのか、性能を比較。
 風景撮影用のNDフィルターの性能は「ND4」。レンズの絞り4段分暗くすることが可能です。
 対する日食観測用のNDフィルターの性能は「ND100000」。じゅじゅじゅ、10まん〜ッ!?
 あまりにもケタが違うので、風景用のNDフィルターを何枚か重ねた程度では全く意味がないコトがわかると同時に、「太陽、まじハンパないっス…」という思いを強くしました。


 会社でも、日食の話で盛り上がっています。
「いやー、日食のメガネ、買った?」
「買っちゃいましたよオレは!」
「いやー、オレはまだ買えないんだよね…。ほら、当日の天気予報、曇りかもしれないって言うじゃん? だからもうちょっと様子を見ようかな、って…」
「そんなこと言ってたら、売り切れちゃいますよ!」
「うーん、そこが迷うトコなんだよね…。でも、買ったとしても、その日の朝の一瞬しか使わないワケじゃん? やっぱ高いよ。もったいないじゃん」
「…思えば、クリスマスケーキに似てますよね。クリスマスイブの夜なら売れるけど、25日になったら意味なし、みたいな。そう考えると日食メガネって、日食を過ぎたらまったく売れなくなるわけですよね?」
「ってことは、日食の前日の夜は、お店側から見れば『最後の売り尽くしのチャンス』ってワケか!」
「日食の直前の夜は、メガネが叩き売りになってるかもしれませんよ!」
「よーし、ヨドバシとかドンキとかに行って、たたき売りになったヤツをゲットだッ!」
「でもその前に、日食メガネが売り切れになってるかもしれませんよ?」
「そこが問題なんだよな…」