ーOOO-オープンバスで、レインボーブリッジ!
というわけで、こないだ書いた1800円で24時間乗り放題の定期観光オープンバス「スカイホップバス東京」のオハナシの続きなのです。
選べるコースは3つあるのですが、今回はお台場コースをご紹介。
丸の内を出発したバスは、皇居端を抜けて霞ヶ関の官庁街へ。
このへんは趣あるビルばかりで、見上げるとその装飾の見事さにほれぼれします。
と、ドーンと東京タワーが見えてきた!
同乗していた外人さんたちが、思わず「ワーオ!」と歓声を上げます。
やっぱ、テンション上がりますなー。
東京タワーの足下が停留所です。
コレは観光バスなのですが、定期路線バスでもあるので、こういう感じでところどころで停車するのです。
とはいえあまりの絶景に、おもわず見上げてしまいますな。
ところで、東京タワーの足下に、南極観測船に同行したカラフト犬たち…タロやジロたちの銅像があるって、知ってた?
こないだの「南極大陸」ってドラマのときに作った銅像らしいですぞ。へー。
ここからバスは、首都高に!
そんでもって、オープンバスは一路、レインボーブリッジへと向かうのであります!
いままでは一般道で40〜50キロくらいで走っていたバスが、ここにきて70〜80キロくらいに速度をあげるので、うひゃー!って感じ。
さらに、高速道路は高いところを走っているので、高度感がちがう。
バスガイドさんいわく、
「このオープンバスの3つのコースの中で、高速道路に乗る区間はココだけなんですよ。
お値段を考えても、レインボーブリッジからの眺めの美しさを考えても、この区間はオススメですよっ♪」
いやー、確かにコレはすごい!
カメラのシャッターを切る手が止まってしまうくらい、すばらしい!
自分の持ってるユーノスロードスターで屋根をオープンにして、首都高を走ったことは何度もあるんですよ。でもね、ぜんっぜん違う!
ロードスターはオープンカーだけど、フロントガラスに極太の窓枠がついてくる。景色を眺めるときには、窓枠を意識しなければならないんだけど。
でもこのオープンバスは、屋根の上をズバーッと切り飛ばした、とにかく圧倒的な開放感が味わえます。
それからとにかく、このバスは座席が高い!
ロードスターは座面が低いから、レインボーブリッジでは左右の欄干が気になって、あんまり遠くの景色を眺めることが出来なかった・
オープンバスは、一般道を走っているときも歩道を歩くヒトの視線が気にならないくらい座席が高かったんだけど、こうやってレインボーブリッジの上をはしっていると、左車線はおろか、対向車線の向こう側の欄干さえも目に入らない。
レインボーブリッジの上を、自分たちのバスの座席がポッカリ浮かんで進んでいくような感じ。
いやー、すげえすげえ!
コーフンさめやらぬまま、首都高を降りてお台場へ。
そしてフジテレビ前が停留所。
さっき通ってきたレインボーブリッジがとおざかって小さく見えます。
手前の広大な空き地は、築地市場の移転予定地と言うことで、現在工事が進められています。
遠くに建設中のビルが見えるし、手前にはセメント工場らしきモノが見えるし。
このコースは、ぴかぴかキラキラした「トーキョー」の姿だけでなく、現在進行形で形を変えつつある「東京」の今を見ることが出来るコースだ、とも言えます。
二つのビルを繋いでいるのは連絡橋…ではなくて、地震に備えた免震構造物なんだそうです。
ビルが揺れたら、あの構造物が二つのビルの揺れを打ち消しあうのだそうです。
知らなければ気づきもせず、何とも思わずに通り過ぎてしまいそうですが、バスガイドさんの解説があることで、街のあちこちの風景に興味がわいてきます。
かちどき橋を過ぎると、築地市場が見えてきます。
丸いハンドルの乗り物は「ターレー」と言うのですが、あのお兄さんは後ろに向かってスイスイと進んでいってしまいました。むむむ、手練れ!
あの小回りの良さと扱いやすさが、市場で使われ続ける理由なんですね。
この高層ビルが、現在建設中の歌舞伎座です。
古い歌舞伎座をつぶして超高層ビルを造り、その周囲には古い歌舞伎座を思わせるような低層棟を作る…と言う計画が、なんかパリのオペラ座を模したような国際的な施設にしろって都知事が言ったから、そうなっちゃうみたいですね。なんじゃそら。
ふだんは囲いに覆われているので、中の様子はほとんど見えないんですが。
でもこの2階建てバスだと、高さがあるので、わりと軽々と中の様子をのぞくことが出来ます。
ふむふむ、ここまで工事は進んだのね。
残すは低層棟か…どんなかたちになるんだろう?
そして銀座和光ビル前!
ほんでもって、有楽町マリオン前!
オープンバスは、東京のド真ん中を突っ切っていきます。
そして皇居端に来て、ここでお台場コースは終了です。
だいたい一周70〜90分くらいのコースでしたが、見るところが盛りだくさんのコースだったですねぇ。
大変満足だったのですが、このバスの切符は24時間乗り放題だったので、強欲なワタクシは残る一つの六本木・東京タワーコースにもチャレンジしたのですが、その話はまたいずれ。