ーOOO-踊る4

 そういうわけで踊る大捜査線 THE MOVIE 4 を見てきたですよ。
 ところで、映画の公開の前の週には、テレビで「踊る」の完全新作の2時間ドラマが放送されて、コレがけっこう面白かったんですよ。
 ほんでもって、公開当日の夜には劇場版2が放送されて。
 さらに今週に入ってからは、関東地方では最初のドラマ版の再放送がはじまってですねー。いやー、最初のドラマ、やっぱ面白いわー。
 そういうわけで、「踊る」シリーズのファンならば、ここまでされちゃうと今回の新作映画もついつい見たくなってしまうというワケなのですよ。うんうん。


  


 まー、なかなか面白かったですな。
 例によって「ファンにはおすすめ」という留保つきのオススメなのですが。
 こないだも書いたけど、コレ系の映画は「ザ・ムービー」ってジャンルなので、映画好きはマユをひそめちゃうような出来映えなのかもしれませんが、まあいいじゃないですか。


 個人的にもっともうれしかったのが、「真下が帰ってきた!」という部分。
 前作の「踊る3」の真下は「真下正義」ではなくて、まんま「ユースケ・サンタマリア」だったんですよねー。前作ではチョイ役だったからアレなんだけど、それにしたって、アレはねーだろう、すっかり監督も本人も「真下正義らしさ」を忘れちゃったのかな…なんて思っていたのですが。
 実のところ、先日の新作ドラマスペシャルでの真下は「真下正義らしさ」がグッと戻ってきていたので、そこらへんがうれしくなって MOVIE 4 を見に行ったワタクシだったのでした。
 そして期待は裏切られなかった!いやー、よかった。


 あとは何でしょうね…。でもまあ、MOVIE 3 は見なかったことにしちゃってもいいくらい、なかなか良かったですよ。
 MOVIE 3では新しい登場人物がポコポコ出てきたので「?」という感じでしたが。でも今回のMOVIE 4では、直前に放送された新作ドラマで各キャラクターが存分に動いていたので、スッと入っていけました。
 シナリオは細かいところで「…?」みたいな部分があったのですが、例のBGMが流れてきてしまうと、脳汁がドバドバ出てきて、うひゃー楽しい!


 あと映画本編とはまったく関係ない個人的なツボは、日本科学未来館が舞台になっているシーンが多かったことですね−。
 日本科学未来館的には、映画の舞台に使ってもらうことで施設の使用料収入が入るわけで。なおかつ映画の公開後には、知名度が上がって来館者の人数が増えるかもしれないわけで。一粒で二度美味しい。
 どういう経緯であそこが舞台になったのかはわからないんだけど、結果的に「踊る」はちょっとだけ科学の振興に貢献したんじゃないかなーという気がして、なんだかうれしかったです。
 って、うーん、こういう気持ちって、変だよな−。うまく説明しにくいんだけど、でもなんだかオイラはうれしかったんだなー。


 さてさて、本編のネタバレを書かないようにダラダラ書きつづるのもなかなか苦しいので、興味がある人はぜひ劇場へ。
 と、ここまで書いておいてアレなのですが、あれ? 正式タイトルはなんだったっけ? ググってみたら踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望が正式タイトルみたいです。そうか、”THE FINAL”かー。言い切っちゃったな?
 でもさ、”THE FINAL”ってタイトルだけど、なんだか続編イケそうな感じですよね…? じんわりと楽しみにしております。