ーOOO-カレンダーが変だ−
なんか最近、月曜始まりのカレンダーが増えてきたのがしゃらくさいと思うのです。
カレンダーをパッと見たときに、4月1日が日曜日なのか月曜日なのかをジッと確認しなきゃならないのが面倒くさい。
「じゃ、4月1日で決まりね」
っていわれたときに、その場にあったカレンダーを見て瞬間的に
「あ、日曜日なんだな」
と思いながらオッケーを出したんだけど、後で確認したら
「4月1日は月曜日だった!」
とかなっちゃうと、困るわけですよ。
問題を複雑にさせるのは、デザインされたシンプルなカレンダーだと、土曜も日曜も祝日も全部「黒」で印刷していることがあることです。
こういうシンプルなカレンダーは、たいてい曜日表示の "mon" とかも極小極細フォントで印刷してあったりするので、ぱっと見て月曜始まりなのか日曜始まりなのか全く判らない。
そのカレンダーの持ち主だったらぱっと見てわかるんだけど。
でもその場所が飲み屋だったりすると、パッと見てそのカレンダーが日曜始まりなのか月曜始まりなのかはわからないワケですよ。飲んじゃっててよくわかんないままに、なんとなーく約束しちゃう、と。あとで約束の日が間違ってたことに気が付いて大げんかですよ。
共同体の中の全ての人間が、同じルールに従っていることで、便利になることってあると思うんですよ。
たとえばコレがアナログの腕時計の話だったら?
針の回転が右回りだろうが左回りだろうが、機構的に大差は無い。
だけどこの2種類が世の中に混在してたら、どうですか?
針がちょうど12時の位置を指していたとして、「でもこれはひょっとしたら、12時始まりじゃ無くて1時始まりの時計かもしれないから、うーん、今は何時だろう?」では困るわけですよ。
あるいは、ぱっと見て針が「10時10分」の位置を指していたとして、それが「ひょっとしたらコレは逆回りの時計で、今は1時50分かもしれないな?」では困るわけですよ。
時計の針の一番上が12時じゃない方が都合がいい人もいるかもしれないし、時計の針が左回りの方が都合がいい人もいるかもしれないけれど。
一番上に針が止まっているときは12時ちょうどで、時計の針は右回り。
こう決まっているから、アナログ時計を「パッ」と見て、今が何時かを「パッ」と知ることが出来るわけです。
カレンダーの話に戻って。
ワタシは、どこのデザイナーだかしんないけど、日曜始まりと月曜始まりのカレンダーを混在させてしまったということが、罪深いんじゃないかと思っているんですね。
んで、ココまで書いて、ちょっとググってみたのですが、世界では月曜始まりのカレンダーが主流なんだとか。
日本でも戦前までは、
近代化と西洋化の為に一番身近だったイギリスを見習い
この月曜日初めのカレンダーを使用していましたが、
戦後になりアメリカからの、
カレンダーはなぜ日曜日始まりなのですか? - 一週間(キリスト教歴)の起源であ... - Yahoo!知恵袋
本来の形である日曜が週初めのカレンダーが主流になり
現在に至っています。
世界的に混在してるのか…。
っていうか日曜始まりの方がマイナーなのか…。
うっかりキチンと調べてしまったがために、拳の振り下ろしどころが見つからなくなったオレなのでありました。
ふー…。
ま、とりあえずビールでも飲むか…。