ーOOO-「きみにもできるはずさ」
映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)を見てきた、という寸法ですよ。
前作までのドラえもんは、リメイクか、あるいは新作であっても単行本の中から原作を選び、ソレをふくらませて…という作品だったのですが。
しかし、今作は完全オリジナル作品。いったい、どうなってしまうんだろう? そのチャレンジにハラハラドキドキしたオレだったのですが。
いやはや、好みな感じで良かったですな。
本編では、頑張っても頑張っても失敗しちゃう人が、何人も出てきます。
人というモノは、取り返しのつかないとんでもない失敗をしちゃったとき、「もう自分には出来ない!」「自分はダメなヤツだ!」と落ち込んで、心の鍵を閉ざし、動けなくなることがあるものです。
というときに、「きみなら出来るはずだ!」とか、「いっしょに何とかしよう!」とかいってもらえると頑張れるモノです。
閉ざされた心の鍵を開いてくれるのは、友情とか絆と呼ばれるもので。失敗を恐れず自分の力を信じて立ち向かってゆけるのです。
ラストはのび太(だけ)が必死になって何とかするパターンかと思いましたが、そうじゃなくて、みんなで、それも力を合わせてじゃなくて、それぞれが自分の出来ることを頑張るという感じが良かったですな。ドラえもんとのび太の友情を描くので、のび太も、そしてドラえもんも主人公に見えたところが良かったです。
ほんでもって、エンディングはPerfumeの「未来のミュージアム」でシメ。
で、コレを聞いているとやたらとハッピーな気持になれてしまうオレなのでした。
今回の劇場版ドラえもんを見てからこの曲を聴き直すと、しっかりとストーリーを踏まえた歌詞だったのだということに気が付いて、グッとくるのですよコレが。
ところで、このPVもすばらしいね!