ーOOO-だんだん大きく
あれは子ネコを飼い始めて2日目のこと。
胸に抱き上げたら手をすり抜けて駆け上がり、肩に乗ってスリスリしはじめたのです。
「うひょー♪」
あの瞬間の幸せが忘れられず、いまでも毎日一回は肩に乗っけてスリスリしてもらっています。
聞くところによれば、これは子ネコのあいだだけのことらしく、というかネコの体重が増えれば肩なんぞに掴まっていられるはずが無いのだそうです。
それを聞いて、ますます子ネコの肩乗りが愛おしい。いつまで続けてくれるかな、と思いながら肩にネコをのっけております。
ネコを飼うことにビクビクしていたワタクシなのですが、しかし心配をよそにネコはすくすくと育ち、大きくなっていきます。
いよいよ子ネコは自由に部屋の中を歩き始めたので、部屋を多少片付けます。
床という名の平台に平積み全面陳列された本をまとめ、島陳列+積み上げ陳列へ並べ替え( → 床にブッ散らかった本を、ひとかたまりにして積み上げました ( → 片付けられてない ))。
これでひとまず安心、だったのですが。
昨日とうとう子ネコが「大ジャンプ」を覚えてしまって、
「ジャーンプ!」
「どさっ、どさどさどさ」
崩れた本を直したところへ
「ジャーンプ!」
「どさっ、どさどさどさ」
積み上げては崩され、積み上げては崩されの、賽の河原の石積み地獄みたいなコトになってしまって、さあ大変。
どうしたらいいんでしょう…。
(答え:きちんと部屋をかたづける)