ーOOO-メガネが好き好き

 ウチの子ネコの杏ちゃんはイタズラ盛り。
 時にはワタシのメガネで遊んだりしています。
 レンズをなめ回したり、ツルの部分にかじりついたり。何がそんなに楽しいのかね!?
 コレ思うに、メガネから飼い主の臭いがするので、そこら辺が子ネコの注意を引きつけるのかな、と。
 あと、メガネにかじりつくと、ツルの部分がビヨーンと跳ねるので、子ネコから見て「反撃してきた!?」「コイツは手強い?」と思わせるではないか、と。


 メガネが好きなのは良いのですが。
 とうとうメガネを隠されてしまいました。
 それも、2本も。
 ワタシは視力が0.08なので、メガネなしでは日常生活は難しい。なので、枕元には普段使いのメガネを。そして、いざというときのための予備のメガネが用意してあったんですね。
 まず予備のメガネを隠されて。
 まあいいやと思っていたら、その数日後にとうとう普段使いのメガネまで隠されてしまったのでした。
 朝起きたら、枕元にメガネが一本もない、という絶望感がアナタにわかるだろうか?
 メガネ、メガネどこいったんや!?
 探したくてもよく見えない。
 「こんな事もあろうかと!」ということで、いまは3本目のメガネを使っています。
 このメガネはかなり前に使っていたボロいヤツで、野暮ったくて、ちょっと度数が弱くて、あとレンズの表面のコーティングがはがれている。モノがよく見えないし、あと目が痛くなってくる。もー!
 とはいえ、ボロいメガネも捨てずにとっておいて良かった。


 隠されたメガネは部屋のどこかにあるはずで、隠した犯人が誰なのかもわかっているわけだ。
 さっそく犯人を問い詰める。キサマッ!メガネのありかはどこだっ!
 にゃんにゃんにゃにゃーん、にゃんにゃんにゃにゃーん、
 ないてばかりいる子ネコちゃん。
 犬のお巡りさん、困ってしまって。
 今後、犯人が犯行を繰り返さないとは言い切れないので、この3本目のメガネを失わないように、お巡りさんは警備を強化するのでありました。


 ところで、この話を会社で言ったら、
「ソレ、メガネ出しっ放しじゃ無くて、寝る前に引き出しとかメガネケースとかにしまえばいいんじゃないですか?」
 あ。