ーOOO-結局、enchantMOONの無線LANは簡単に強化できるのか?

 弱くて弱くて仕方が無いenchantMOON無線LAN。そのユニットはUSBドングルで、しかも筐体の金属に囲まれた部分に閉じ込められているため、電波強度が弱い。そこで、USBをどうにか延長して、通風口の下にUSB無線LANを持ってくることは出来ないか…? というのが前回までのあらすじでした。

 ということで、続き。


 前回の記事で加工に失敗したUSB延長ケーブルと同じヤツを買ってきました。
 新品と、前回加工に失敗したヤツを並べてみます。コネクタとケーブル周囲のゴムを、これくらい削りこむ必要があります。


 ケーブルのちょっとした柔軟性を生かし、通風口のちょうど真下の部分にUSBドングルを納めます。
 USBドングルの厚みと液晶画面の厚みが干渉するため、そのままフタをするとボディがゆがみます。そこで厚さ1ミリのワッシャーを用意して、すきまを確保します。

 んが、スキマの確保に失敗しました。
 ボディにものすごいスキマがあきます。SDカードが余裕で刺さるぐらい。
 と同時に、液晶画面がゆがみました。いくらボディが硬いとはいえ、コレはやばい!


 とりあえずこの状態で、電波の受信状態のチェックをしました。
 テストの方法は前回と同じ、「自宅の玄関から何メートル離れて通信をすることが可能か」で計測しました。

  通信可能距離
内蔵(標準) 玄関から出られず
内蔵(通風口延長) 約12m
外付け(1m延長) 約20m

 あー、よかった!
 やっぱ、やらないよりは、ぜんぜん効果が高いですね。
 標準状態では自宅の寝室でさえ無線LANを使うことが出来なかったのですが、無線LANを通風口まで延長化したことで感度が上がり、寝室でもバッチリ使えました。


 あとは、ふたを閉めた状態のかっこ悪さをどうするか、ですね…。ってか、いまにも壊れそうだし。
 ボディを止めるネジを長いものに交換して、間に挟むワッシャーをもっと分厚いモノに取り替えてやれば、良いのかな…。それでもスキマは無くならないだろうしな…。
 いきあたりばったりでいじくっているから、うまくいかないなぁ。
 うーむ。
 ということで今晩は、またしてもUSB無線LANを元に戻して、そっとフタを閉じたのでした。