ーOOO-お風呂がゴールとするならば

 11月末の富士山マラソンやら、来年春の東京マラソンを走ることにしちゃったワタクシ。
 あんまりカッコ悪い走りというのも、いかがなモノか?
 ということで、比喩表現的にも物理的にも重い腰を上げて、今月は散歩したり軽くジョギングしたりしております。
 マジメにやり過ぎるとヒザやら腰やらを痛めるので、1日おきくらいのカルーい感じでやってます。


 こないだの日曜日は「GREAT RIDE東京ライド」という自転車のイベントに参加してきました。
 マイ折りたたみ自転車を畳んで、まずは電車ですいすい東京駅へ。
 なんで東京駅かって?
 東京駅の近辺には、皇居ランナー向けのランステ(ランナーズステーション)というのがたくさんあるのです。多くの場合、貸しロッカー+更衣室+シャワーが使えて、一回800円くらいです。
 高いッちゃー高いのですが、荷物や着替えをココにあずけて、手ぶらで皇居を走るのは気持ちがいいものですし、汗だくになったカラダをシャワーで洗い流し、さっぱりしてから帰るのも気持ちがいいものです。
 んで、自転車のイベントに参加する前に、ここに荷物をあずけて手ぶらになって、自転車でGO!
 余計な荷物を持たずに走り回るのは、じつに爽快です。
 東京駅起点で、芝公園→代々木公園→上野公園→スカイツリー近辺→お台場がゴール。イベント終了後はお台場から東京駅まで戻りました。これでだいたい40km(迷子になったので50kmくらい?)のコースでした。
    
 無事にお台場にゴール出来て、イベントの達成感もすばらしかったのですが、そのあとの東京駅までの道のりが実に楽しかったですね。「自宅に帰る」と、「東京駅に帰る」では、気持ちの盛り上がりがぜんぜん違います。
 ランステでシャワーを浴びて、着替えてさっぱりして、外に出ればそこは東京駅なのです。
 もう、非日常感がすごい。
 そんで、そのまま自転車を畳んで、電車にのって帰ったのでした。
 
 本文と関係ない電車の写真だけど、かっこよく撮れたので貼ってみた。


 んで、その後。
 ひさしぶりに自転車で走ったらあまりにも気持ちが良かったので、木曜日も自転車で長距離を走ってみました。
 このときは、荒川を通って海へ下り、葛西臨海公園から江戸川を上るようなコースをとりました。
 荒川サイクリングロードを通って海へ向かうときは、全体的にゆるーい下り坂だったので、気持ちよくスピードを出すことが出来ました。
 しかーし、帰りの江戸川はゆるーい上りコースだったので、最後は体力が切れてきてやばかったです。
    
 この日は家に帰る直前に、地元のスポーツクラブでストレッチをして、風呂に入ってから帰ったのですが。
 いやー、これも気持ちよかったんですよ。
 風呂に入ってさっぱりすると、気持ちがリセットされる。
 まっすぐ家に帰ってカップラーメンでも食べるつもりだったのが、「ちょっとどこかによって、気取ったものでも食べようかな…」という気持ちになれる。


 んで、思った。
 無目的なサイクリングでも、ゴールにお風呂がありさえすれば、かなり強い達成感や爽快感が楽しめる。
 ついでに言うと、どれほど遠くに行ったとしても、そのお風呂から駅が近ければ、自転車を畳んで帰ってこれる。
 ゴールとスタート地点を同じにすれば、着替えなどの荷物はあずけて、身軽に走ることが出来る。
 これ、自分的には大発見なのでして。
 なのでここ最近は、観光マップやサイクリングマップを見ながら「こんどはどこにいこうかな?」と思いを巡らせるワタクシなのでした。