ーOOO-ネコのしつけと学習と
我が家の子ネコの杏ちゃんさん。
オイラがパソコンやってると、ヒザの上に乗ってきて丸くなって、ゴロゴロノドを鳴らしたりなんかするわけです。
モコモコした丸くて暖かい生き物を、ひざの上でホワホワとなでると、目を細めたり、カラダをこすりつけてきたり。そりゃあもう、可愛い。
なので片手でマウスを握りながら、もう片手で杏ちゃんをなでまくるわけです。
しかしご用心!
不意にガップリと指にかみついてくることがあるのです! ぎゃあああ!
ネコというのは不思議なことに、かわいがられて気持ちが良いと、相手に噛みつきたくなる本能というのがあるのだそうで、いやはや難儀なことですな。
だから、どれほど可愛くてもネコをなですぎてはいけないのです。わかりましたかー? はーい。
しかしなにしろ奴らは、モコモコでフワフワであったかいですから。
ついうっかりなでたくなる。
そしてガップリと噛まれる! ギャー!
なにしろネコは学習しないですから。
大事なのは、しつけです。
指を噛まれたら、どうするのが良いのか?
いきなり指を引っこ抜くと、むしろ傷が深くなります。
むしろ逆に、指をグイッと猫の口の中に押し込んでやりましょう。
とうぜんながら、猫はとても嫌がります。
この繰り返しをすることによって、「指を噛むと、口の中に指が入ってきて痛い思いをするから、指を噛むのは止めておこう」という学習効果が得られるのです。
なんども指をガップリと噛まれて、そこでグイッと指を押し込んで…。
コレを繰り返すウチに、とうとう我が家の杏ちゃんは、わたしの指を噛まなくなりました。
杏ちゃんは、かしこい。キチンと学習した。
そして今では、モコモコでフワフワであったかい杏ちゃんをなでても、指を噛むことは全くありません。
そのかわり、腕とか太ももをガップリと噛むようになりました。
太ももを噛まれたら、ネコの口の中に太ももを突っ込んでやる…どうやって?
どういう風にしつければいいのか判らないままに、ガップリと噛まれまくっているワタクシです。
なにしろネコは学習しない。
ネコが飼い主を噛むというのは、野生の本能であり、スキンシップです。
噛まれたときには、「痛い!」と反応してやると、「ああ、これ以上強く噛んじゃいけないんだな」と、学習するのだそうです。そして、甘噛みはスキンシップだ、と思えば良いのだそうです。
んで、ワタシはガップリと腕を噛まれるのですが、このときに
「痛い! けど、そこまで痛くない…? でも、甘噛み、なの、かな…? 怒ろうか怒るまいか、この痛さはどっちだろう…?」
と悩んでいる間に、杏ちゃんはすっかり噛み終わって満足している。
オイラも開放されてホッとしてしまう。
なにしろネコは学習しない。
ネコが学習しない以上、飼い主であるオイラが馴れてしまえば良かろうなのだ!
甘噛みと言うにはやや強いぐらいの痛さでもオッケーなワタクシは、いまや杏ちゃんに噛まれてもちょっとやそっとじゃ困らないカラダへとなりつつあります。
どーだッ!