ーOOO-ネコを撮る(初心者暗闘編)

    
 我が家の子ネコの杏ちゃんをなるたけ可愛く写そうと、日々頑張っているワタクシですよ。こんばんは。
 しかしね、モデルになるネコはともかく。
 我が家という存在は、モデルを引き立てる背景としてはうまく機能しないんですよ。ぶっちゃけ、家具とかカーテンとかのチョイスが雑なのね。
 
 んだからねー。コタツの中から顔を出したネコの写真も、何がなにやらって感じでしょ?
 生活感あふれるというよりは、やはり「雑」。
 かといって、家具やら何やらを買い換えていくのは一朝一夕で済むことではない。


 それから。
 家の中でネコを撮るむずかしさってモノがあります。
 ネコはジッとしていないモノだし、動きが速いモノですが。
 しかし、家の中で写真を撮ると、家の中は暗いので驚くほどシャッタースピードが遅くなります。
 少しでもシャッタースピードを稼ぐためにレンズは開放で、感度は最高値で撮るのですが。すると、レンズ開放だとピント合わせが難しくなります。また、感度が高すぎると写真にノイズが載ってザラザラしてきます。


 っつーことで、白黒写真ですよ。
 感度高すぎのザラザラ写真も、白黒写真だと「ザラザラ感が味」みたいに見えちゃうので、何とかなるモノです。
 
 愛機のペンタックスQ7のモードを切り替えて、ラフモノクロームとかいうモードで撮ってみたですよ。
 ラフモノクロームは、通常の白黒写真よりもメリハリが効いたモードで白黒ハッキリするので、中間色の灰色の部分が少なくなります。
 色がスッ飛ぶので、なにやら写真がスッキリしましたね。すごく背景が整理された感じがします。
 
 逆光で光があふれるような状態にすると、背景はおろか、輪郭が飛んでいってしまう。
 この写真はやりすぎの状態なのですが、いやー、良いわー、かっこいいわー。
 
 かとおもうと、暗いと背景がベッタリとつぶれてくれます。
 なんか、上に流星みたいなモノが飛んでいて、意味ありげな写真ですな。たぶん、カーテンの上から光が差しただけだと思うんですが…。


 んで。もう一工夫。
 白黒だとちょっと味気ないので、セピア調にしてみました。
 それも、「黄色→茶色」という感じではなくて、「白→茶色→黒」という感じの発色に整えて撮ってみました。
    
 我が家の子ネコの杏ちゃんはサビネコで、白黒茶の三色なので、このグラデーションが良い感じにハマりました。


 ところで、ネコ(に限らず)の写真は、瞳にピントが来ると良い感じになるらしく。
 ピントがばしっと決まった写真は、それはそれは良いモノです。
    
 撮った!って感じがします。
 だけどブレブレのボケボケでも、飼い主から見ると「いい顔してるなぁ」「撮った!」みたいな写真になることがあるので、そういう写真はそういう写真で大事にしていきたいと思いました。