ーOOO-親の心、子知らず
我が家のネコの杏ちゃんさん(かわいい)なのですが、今日も今日とてイタズラ放題。
隣の部屋に行ったらしかったのですが、チャカチャカ走り回ったあげく、なんか本棚にのったらしくて
「ぞざざっ、どちゃーっ!」
本を落っことして、ブッ散らかした!
さすがにビックリしたらしくて、だだだだーっとこちらに走ってきて、
「ビックリした! っていうか怖かった! なんか大変なことが起こった! っていうか悪いことをしたかも…」
という、驚いたような、反省したような顔をしてコチラを見つめてくる。
その表情が面白くて、オイラはもう大笑い。
「わっはっはー!バッカだなぁ!」
と言いながら、アタマをいっぱい撫でてやる。
さっきまで怖がっていたはずが、アタマを撫でられることで落ち着きを取り戻し、ノドをゴロゴロ言わせ。
というか、ご主人様に褒められているような気持ちになったらしく、
「ね? オイラ、すごいことやったでしょ?」
という得意顔になって。
またバビューンと走り出して、隣の部屋でガッチャガッチャやりはじめた。
あ、杏ちゃんさん、反省してないな…?
何か、褒められたと勘違いしたかな?
っていうか、オイラは子育てに失敗したな?
しかるべき時にはしからなければ。
でもアイツ、かわいくて面白い顔をしていたんだよう。
向こうの部屋からまた、ガチャーンという音が聞こえてきます…。
そんな暴れんぼうの杏ちゃんさん(メス:1歳半)なのですが
じーっと大人しくしている時もあって。
っていうか遠くの方から、だまーってオイラを見つめているのです。
近からず、遠からず。邪魔するわけでもなく。
なんというか、ひたすらジーッとオイラのことを見てるのね。
何してるのかなぁ?
気になったので、「ねこ 見つめる」あたりのワードで検索。
いろいろな理由が挙げられていたのですが、オイラがいちばん気に入ったのが
「ネコは、飼い主さんのお母さんになったつもりでいるのです。そして、自分の子どもである飼い主さんのやることを、親として見守っている気持ちになっているのです」
あー、おまえ、オイラのお母さんになったつもりでいるの?
「にゃーん」
オイラとしては、杏ちゃんさんにエサをあげて養っているつもりだったのだが。
杏ちゃんさん的には、オイラは頼りない息子で、片時も目が離せない気持ちでいるらしかった。
ごめんよ、母ちゃん。