はたいたり、はたかれたり ─◯◯◯-

こうやってブログを開設して
たらたらと気軽に記事を書いて
いいこと言ったつもりになったり
すげー面白い事を書いたつもりになったりしていると
ごくたまに
スパーンと横っ面をはたかれるような
コメントをいただくことがある。

それなりに時間をかけて書いた記事で、
自分としてはそれなりにスジが通っていると思ったのに、
それが一瞬で覆される。
自分では考えられなかったような目線からの指摘に
おどろき、とまどい、うろたえ、
「ごめんなさい」する。
ひどいときには記事を削除しちゃった事さえ、ある。

逆に自分がつけたコメントに
驚くほど強く反応があって
どうやらこれは
ワタシとしてはいいこと言ったつもりだったり
すげー面白い事を書いたつもりだったけど
相手の横っ面をスパーンとはたいてしまったんじゃないか、
と気が付くことがある。

ある意見に対して、ある意見をもらって、
そういう意見のキャッチボールが上手に続くと
自分にも相手にもプラスになる。
でも、そーいうことって
フツーの日常生活では起こらないし、
やっぱり間違えるのは恥ずかしい。

んで、そーいうことを何度か繰り返しているうちに、
 「なんか、この件について突っ込んで書くと
  きっといろいろ言われたりするんだろうなー」
という判断というか、自制心というか、
書く気持ちがシュルシュルとしぼむような気持ちになる。

間違えることや反論にあまりにも臆病になり過ぎると
記事がやせほそって

「今日は会社で仕事をして
 帰りにラーメン食べて帰りました。
 うまかったです。おわり」

「ラーメンおいしそうですね」

みたいなあたりさわりの無い記事とコメントだけが
ブログに並ぶことになってしまう。
それでいいんだろうか?

「そうじゃない」、と思いたいんだけど
それでいいのかもしれないし。うーん。

「ブログには面白い記事が無い」
ではなくて、
「ブログには思ったことを書きにくい」
かもしれないぞ、
というお話。