新生活スタートとダサい皿 ─◯◯◯-

一人暮らしとか結婚とかで新生活を始めるってーと
実家や親類縁者、会社の先輩方などから
「ウチに使ってない皿とかコップがあるけど、もってくか?」
という話を頂いたりして。
はあ、ありがたきしあわせ。

でもそういう時にもらえる物って
気に食わねえ柄の絵皿だの
訳わかんない使いにくそうなデザインの
珍奇な把手のついたコップだのが頂けたりするので
正直ソレは結構です欲しくありません、
っつーかぶっちゃけ、
あんたらが自分の家で使いたくないモノを
どうしてオレがもらって喜んだり使いたがったりすると思えるんだ
とかいう気分にはなるのだが
なんとなく断りづらくて
結局頂いて来てしまうはめになる。

アレ的な皿とかは
そもそもお歳暮とか結婚式の引き出物などで
ついつい頂いて来てしまって持て余す訳だが。
逆に言うと
結婚式の引き出物などで
シンプルでプレーンな日常的に使える皿とかコップを出さないのが
元凶ではないかと考える。

結婚式等で物をあげる立場に立っちゃうと
「みんなの思い出に残る品物を」
とか思っちゃって、
ついうっかり個性を発揮しちゃったりする気分はわかる。

しかしそういう個性的な皿などは
日常使いには適さず、奥へ奥へとしまい込まれて
結果、バザーに出されたりするハメになるのだ。
だから、結婚式等では
日常的に使えるような皿やコップを出したりするとよいと思う。

日常的に使いやすい皿は
日常的に使われ、愛され、そして壊れて行く。
でも、それでいいではないか。

そして新生活を始めようとする人のところには
結局使われていない余ったダサい皿や
使いにくいコップが送られるハメになるのだ。
あれっ、このループ、断ち切れないのか?