スポーツクラブで幸せ太り ーOOO-

スポーツクラブに通い初めて幾年月。
(正解は、約半月)
腹筋を20回やったりして軽く汗を流し、
自転車を20分こいで、だらだらに汗を流す。

ヨガと太極拳をミックスしたという
オリジナルなヨガのクラスで
みっちり一時間ばかり
ありえない角度に体をひねったりしていると
さっきやったばかりの腹筋の疲れが
ボディーブローのように効いてきて
ポーズの最中にぷるぷる震えまくりのオイラ。
さらにさっきまで20分自転車をこいでいたせいで
身体が汗をかきやすくなっていて
はずかしいぐらいびしょびしょに床を汗で濡らす。

そのままジャグジーに直行して
汗を洗い流す。
さっぱりして家に帰る。
んで、電源が落ちたように爆睡。

とか書いてるとマジメっぽいが、
翌朝は眠くて眠くて起きたくない。
したがって、会社に微妙に遅刻。
5分とか10分とか。
時には15分とか。
微妙に悪の限りを尽くすオイラだ。くふふふふ。
運動しているのに
オイラの身体に健全な精神がやどらないのは
まだまだ健全な肉体じゃないからだと思う。

とかやってたら
いつも愉快な弊社の
パートのおねえさん(平均年齢50歳?)の間で
小さなうわさになっていたらしい。

「ふふ、最近ニコニコしていることが多くない?」
「ふふふ、なんだか最近さっぱりした顔になったじゃない?」
「ふふふふ、毎朝疲れた顔しちゃって~」
「いい人でも出来たんじゃないの~?」

そいつは全然違うワケで
とんだ勘違いなワケだが
「いいえー、そんなことないですよっ♪」
とかなんとかワタシは言ってゴマかす。
「いや、毎朝単なる遅刻です」
とは死んでも言えない。

「そーよ、きっと彼女が出来たのよ。
 だって、なんだか顔が丸くなってきたもの。
 幸せ太りに違いないわっ♪」

え、幸せ太りって、そ、そんなバカな…
いや、たしかに
スポーツクラブに通うようになったら
食べ物も飲み物も
スゲー美味しくなってきたけどさぁ…(ダメじゃん)