ーOOO-ハリウッドスターもお気に入り!? TOTOウォシュレットの超ハイテクに迫る!

 ウォシュレット…それは、日本の誇る偉大な文化、世界に誇れるハイテク製品なんですよ。

 日本の温水洗浄便座が英国でお目見えし、話題を呼んでいる。
 英大衆紙デーリー・エクスプレスは「未来型トイレ」との見出しで、「便座が温かくなり、紙がいらない文明の利器」と絶賛。
 実際に使用した英紙ガーディアンの記者も「これまでの人生で最高のトイレ経験」と感想を述べた。
 温水洗浄便座を設置したロンドンの和食レストラン「幸(さき)」には英メディアや顧客からの問い合わせが相次ぐ。
 トイレだけをのぞきに来る人も多いというが、経営者の渡辺彩子さんは「料理やインテリアだけでなく、日本そのものを再現したかった」とほほ笑む。

痛いニュース(ノ∀`) : 日本のウォッシュレットにイギリス人感動「これまでの人生で最高のトイレ経験」 - ライブドアブログ

 YouTubeを"JAPAN TOILET"で検索するとたくさんの動画がヒットし、多くの外人さんがウォシュレットの珍しさに驚いている様子がうかがえます。
  
 はじめて日本に来た外国人が驚くのが、日本のトイレのハイテクっぷりなんだそうですよ。
 あの超有名ハリウッドスターもウォシュレットにメロメロだって、知ってましたか?

 アメリカのセレブや芸能に関する情報誌「IN TOUCH WEEKLY」の電子版が2008年1月4日に報道したところによると、ディカプリオさんは最近ハリウッドヒルズにある自宅を改築した際、トイレはTOTOの最高級トイレを購入した。
 便座が暖かく、「ウォシュレット」機能付き。トイレは自動で蓋が開閉し、水も自動で流れ便器を清浄。リモコンも付いている。水も節約できるため、
  「環境に気を使う彼だからこそこのトイレを選んだ」
などと書いている。
 記事は、ディカプリオさんが高額なトイレを買った事と、そのトイレが様々な機能を持っていることに驚いている。「ウォシュレット」はまだ、アメリカでは珍しい存在なのだ。
 TOTO広報によると、初めて日本に旅行に来た外国人がホテルに泊まった際に、特に感激するのが「ウォシュレット」なのだという。マドンナさんや、ウィル・スミスさんなどの著名人も使って驚き、テレビのインタビューなどで絶賛したのは有名な話しだ。

ハリウッドスター「ウォシュレット」に感激 ディカプリオ、マドンナ、ウィル・スミス… : J-CASTニュース

 ウォシュレットって、アメリカではまだ珍しい存在なんですね。
 とはいえ私の自宅のトイレにウォシュレットはついていません。やっぱウォシュレットは珍しい存在で、憧れの存在なのであります。


 今日はAMNさんのイベントで、TOTO「レストルームのこれからを考える」 ブロガーミーティングというのに参加してきたですよ。
 ハリウッドのセレブもメロメロになったというウォシュレット、最新型はどのようなモノになっているのでしょうか? 今回は最新型ウォシュレットのハイテクをうかがってきた話を中心にお送りします。

最新型ウォシュレットのハイテクとは、どのようなものか?

 
 こちらが最新型のネオレストです。
 ネオレストの特徴は、うしろに水タンクの部分がないすっきりとしたデザインであるということです。
 水タンクを背負わないすっきりとしたデザインにする… ただそのために、さまざまな工夫がこらされました。
 たとえば、水タンクを背負わないということは、水タンクを小さくしたということです。少ない水で、効率よく洗浄しなければならない…このために、便器の形状に工夫が凝らされたり、表面加工が施されたり、水流を勢いよくする装置が開発されました。
 もちろんそれだけではありません。フタが自動で開いたり、ウォシュレット機能がつけられたり、そのほかそのほか。
 
 このため新型ネオレストは、従来製品よりも部品点数が3倍以上に増えました。
 コンパクトな本体にこれを収めるために、悪戦苦闘したそうです。
 便座の本体は、一つ一つが職人による手作りの陶器です。焼くときには縮みやゆがみが発生します。精度が高くなければ部品は収まりません。細かくサイズ指定をして、必ずきちんと部品がすべて収まるように、さまざまな技術革新があったそうです。
 


 
 これはネオレストのリモコンです。すっきりとしていておしゃれ…なだけではありません。
 左右の上部についているメッシュ状の部分はスピーカーです。音楽ファイルの入ったSDカードをセットすれば、トイレで音楽を聴くことが可能なのです。


 
 ボタンの数を増やすことだけがハイテクではありません。
 便座の後ろの中央部分が黒くなっているのがわかりますか? これは、誰かが座っているかどうかを検知する人感センサーなのです。
 さらに、便座それ自体にも人感センサーが仕込んであります。
 便座が下がっていて、なおかつ人感センサーが反応しているときでないと、ウォシュレットの水流は発射されないのです。
 このため、ついうっかりウォシュレットのボタンを押してしまっても水は噴出しません。安全装置付きなのですね。


 先に述べたように、水タンクを本体に収納したネオレスト。すっきりとした本体デザインを実現しました。
 このため、ネオレストは水タンクの容量が少ないです。
 ウォシュレットの水量も従来より減らされています。昔のウォシュレットでは水を1リットルつかったそうですが、今回のネオレストではその3分の1しか水をつかえません。
 少ない水量で、十分な洗浄効果をもたらすために、TOTOはワンダーウェーブという仕組みを使いました。
 
  
 写真のまんなかへんで、水がビシャッとはじけていますね?
 これは、水流の低圧高圧を切り替えて実現しているのだそうです。
 低速で噴射した水に、高速で噴射した水をぶつけてやることで、はじけるような効果をうみだします。
 さらに、画面中央ちょい左に、うっすらと白い線が立っているのがわかりますか? これは、便座に腰掛けている人のお尻の位置にあたるのだそうです。
 水流のはじけるような効果がおしりで広がり過ぎないように、絶妙にコントロールされています。
 水がはじける周期が1分間に70回。この周期がお尻にやさしく、かつマッサージ効果が得られる絶妙の設定になっているのだそうです。
 最新のトイレって、意外なぐらい電子部品がギッシリ詰まっていると思いませんか?
 このため、トイレの後ろの部分には水がかからないように、十分注意しなければなりませんね。

次回予告!

 長々と書いてまいりましたが、今回はこの辺で。
 次回はTOTOでトイレを作るみなさんの職人魂について書こうと思っています。どうぞおつきあいください。