ーOOO-ノートンのオンラインサポートのハイテクっぷりについて

 こないだPCの電源を立ち上げたら、うちで使ってるノートン360 3.0が警告ウインドウを 「ビコーン!」 と出すじゃないですか。
 緊急警報発令ー!の、敵機襲来ですよ。何事ッ!
 そしたら、「ファイアーウォールがオフになってます」的なメッセージですよ。
 コレは何に例えたらいいんでしょうか、
「玄関のドアの鍵が閉まりません!」
「あなたのチャックが全開になってます!」
まあそんな感じですよ。
 ちょっと調べたんだけど、手動でオンにすることも不可能だったし、かといってウインドウズのファイアーウォールが勝手に立ち上がったとか言うわけでもなくて、とにかく今オレのマシンは丸腰なんですよ! ヤバし!


 と、そこでドコをいじったんだか忘れたけれど、とにかくノートンのサポートに連絡するウインドウがあらわれたんですな。
 電話でサポートを予約すると48時間後。だけど、チャットだったらすぐにサポートを受けられるという説明が出てきました。
 48時間もオレのチャックが全開なのは大問題なので、チャットでサポートを受けましたよ。


 ピローンとウインドウが開いて、チャットでサポート開始!
 担当の方は中国の方。おお、ワールドワイドな展開になってきた!
「これこれしかじか、こういうことで…」
「なるほどなるほど、ところで、そのトラブルが起こっているのは、お客様が今お使いのPCですか?」
「はい、そのPCから直接相談しています」
「では、こちらからリモート操作を行って、問題箇所を調べますが、よろしいでしょうか?」
「よろしくおねがいします」
 と、そのあとこちらから何回か操作を行ったら、遠隔操作が始まった。
 なんかマウスカーソルがあちこち動いて、てきぱきとウインドウを空けたり閉じたりしはじめました。
 す、すごいね…。
 そういう技術があるとは知っていたけれど、目の前でそういうことが起こると「サイバーだなぁ…」という気がする。


 おそらく、こちらのデスクトップが、そっくりそのままあちらのデスクトップに表示されているのだと思う。
 デスクトップの上はアイコンが散らかりっぱなし。恥ずかしいテキストだの画像だのが詰まったフォルダがごろごろしている。
 たとえば、急に壊れたエアコンの修理をしてもらうときに、慌てて電気屋さんにきてもらった後で「あちゃー、部屋の掃除をしておけば良かったな…」そんな気恥ずかしさって、ありますよね?
 ワタシはソレと似た感覚を味わっているのだった。


 あれこれした後で…、といってもワタシは黙って見ていただけなんだけど、サポートさんはこう書いた。
「何らかの原因でファイルが破損している可能性があるので、ノートンをいったん削除して、再インストールしようと思います」
 なるほどなるほど。
「そこで、現在お客様はノートン360 3.0をお使いなのですが、よろしければ無償で最新版の4.0をインストールしましょうか?」
 ああ! ラッキー! ぜひぜひ!
「では少々お待ちください」
 その後ワタシのPCは再起動した。
 え、チャットはどうなるの?? と思ったけど、再起動したらまた自動で接続されていた。
 ほとんどの作業はサポートさんがリモートで行ってくれる。
 アンインストールや再起動、インストールが進んでいく。チャットでそれぞれの作業の説明を聞き、確認をする必要があるけれど、そのほかは何もする必要なし。あ、自分が持っているノートンのプロダクトIDの入力を求められたかな。
 気がつけば、最新版のノートン360 4.0がインストールされて、スッキリした状態になりました。
 ここまで、所要時間は30分くらいだったかな。
 で、サポートさんにお礼を言ってチャットを閉じた後、いちおうハードディスクの全スキャンをかけて、問題がないことを確認して、終了しました。


 リモートデスクトップを使ったオンラインサポート、待ち時間が全然無いので素晴らしいですな。
 サポートさんが目の前で作業をしているという安心感と、実際に部屋にサポートさんが来るわけじゃないという気楽さの安心感が得られました。
 とはいえ、目の前でマウスカーソルが勝手に動いていくのは、精神的にキツいというか、漠然とした不安が残りましたね。
 今回のノートン360に関するサポートは、無料でした。


 そういえば、シマンテックではパソコンにトラブルが起こった場合、有償でオンラインサポートをするサービスがあるとか。

 この「ノートンプレミアムサービス」は、シマンテック製品のユーザーじゃなくてもサポートしてくれて、ネット関連のトラブルに限らず、PCにまつわるあらゆるトラブルを、PCメーカーを問わずサポートしてくれるというサービスです。
 何かPCのトラブルで困ったことがあったら、ちょっと思い出してみてくださいね。