ーOOO-逆上がりを覚えることは、何かの役に立つのだろうか?

 会社の休憩時間にボサーッと「僕と彼女と彼女の生きる道」の再放送を見ていた。凜ちゃんが逆上がりを必死に練習して成功させるシーンと言ったらもう、なんかこうグッとくるじゃないですかっっっ!?
 そういえば小学生の頃の自分だって、必死に逆上がりを練習したことがあったっけ。うんうん。


 で、ふと思ったのですが。
 逆上がりって、何のためにやるんだろう?


 小学校の体育では、いろいろなことを教わるものです。
 たとえばサッカーとかバスケとか。これはスポーツの競技の種目です。
 マラソン。かけっこ。これは競技であると同時に、スポーツの基本となります。
 腕立て伏せ。スクワット。これは競技ではありませんが、基礎体力を上げるためのトレーニングになります。
 鉄棒を使うものとして、懸垂。これは基礎体力のトレーニングです。


 ひるがえって、逆上がりはどうか。
 逆上がりは、何かの競技なのだろうか? 否。
 逆上がりは、何かのトレーニングなのだろうか? 否。


因数分解が、人生にとって何の役に立つんだよッ!?」
という言い回しが許されるならば、
「逆上がりが、人生にとって何の役に立つんだよッ!?」
と、言わせていただきたい…ッ!


 というか、個人的には因数分解は知らないよりは知っておいた方が良いと思うワタクシなのですが。
 しかし逆上がりは、どーなんだろう?
 あなたは大人になってから、逆上がりをやったことがありますか?
 小学校で逆上がりができるようになったら、とりあえずソレで満足しちゃって、高校生になるころには逆上がりなんか全然やらなくなっていたのではないでしょうか? どーでしょうか?


 んで、ちょっと調べてみたところ、「逆上がりは、上半身の筋力の発育を見るために行われていた」といった記述を発見。
 逆上がりは学生の運動能力調査であるスポーツテストの項目だったから、体育の授業で扱っていたのだ……と、いうことらしいです。(スポーツテスト - Wikipedia


 それからついでに調べた「逆上がりそれ自体のコツ」についても、「上半身の総合的な筋力がないと逆上がりは難しい」という説と、「単にタイミングとコツをつかめば誰にでも出来る」という説が激突!
 個人的な意見としては、連続逆上がりはともかく、はじめての逆上がりは単にタイミングとコツだと思うんだけれど…。


 ということでワタクシなりの、ここまでの結論。
 逆上がりが上手になるには、タイミングとコツをつかむのが大事だ、とするならば。
 人生にとって逆上がりとは、「人生も逆上がりも、タイミングとコツをつかむのが大事だ」という教えに違いないのであった。