ーOOO-「趣味なら、本気で。」…Canon EOS 60D

 ブログを書く上で、文章力はもちろん大事なんですが、写真というのもなかなか大事だなぁ…と痛感しております。
 見てきたことが伝わるように…と思いながら文章を書いてるわけなんですが。
 しかし「百聞は一見にしかず」という言葉もありますし。説得力のある写真がバスッと1枚あれば、むしろ文章の方が蛇足という事態だってあり得るわけで。
 で、コンデジやらケータイやらを駆使してバスバス写真を撮ってるわけですが、モヤッとしたピントの来てない写真はボツ。ブレてればボツ。斜めってれば修正。色味が印象と違えば修正。ズームが足りてなければ拡大。
 文章を書く時間と同じかあるいはそれ以上に、写真に時間をかけているワタクシなのです。え? そう見えないって?
 やっぱ、ブログを書く上で、ちょっといいカメラを使ってみたいなー…なんて、思うわけですよ。
 一眼レフなら、時にズバッと切れ味良く、時にふんわりした空気をすくい取るような写真が撮れるのではないかっ? なーんて、ね。
 
 ということで先日ワタクシ、AMNさんのイベントでキヤノン一眼レフカメラEOS 60D」のタッチ&トライイベントに行ってきたですよ。

 イベント中、参加者には一台ずつEOS 60Dが貸し出され、自由に使うことが出来ました。
 ということで、触ってすぐに全く設定をいじらずに手持ちでシャッターを切ったのがこの写真。(オリジナルサイズの画像はこちら
 
 ぎゃああ! スゴい!
 暗い室内なのにまったく手ぶれせず、ばしっとシャープに映ったステンドグラス張りのランプ。だけど、背景は柔らかくボケていて、「撮りたいモノにだけピントが合っている」という感じがしました。
 チョー余談なんですけど、イベントとかで会場の写真を撮った時に、撮りたいモノ以外に画面に写りこんだヒトの顔の処理が超めんどくさいんですよ。プライバシーとか肖像権とかあるじゃないですか。マメに手作業で顔の部分だけ一人一人ボカシの処理を入れてるんですけど、コレが時間を食うんだ。チョー大変。
 撮るべきモノに関係ない人物の顔が自然にキレイにボケてくれると、ブロガー的にはキレイだし超ラクだしウレシいのです。
 あと感心したのが背面の液晶パネルですな。
 これがホント写真画質なんですよ。
 ピントが来てるか来てないか、何にピントが合っているのかがハッキリわかる。いわゆる「網膜の限界を超えたディスプレイ」ってヤツですね。

 で、このディスプレイ部分が横に開いて、さらにぐるっと回転します。
 カメラを地面すれすれにおいたときは、モニターを上向きに。
 うんと高く持ち上げた時は、モニターを下向きに。
 さらに、ぐるっと回せば自分撮りだって出来ちゃいます。

 このヒンジは軽く動かせて、なおかつ強度を十分に持たせたと言うことで、キヤノンの方いわく「モニターだけ持ってカメラを振り回しても平気なくらい、強度は高いんです。…あ、でもオススメしませんけど」


 さてさて、今回の新製品EOS60Dって、どんなカメラなんでしょうか?
 EOSシリーズのコンセプトは「快速・快適・高画質」なのだそうです。
 フィルムカメラの時代には高画質というキーワードはなかったのだそうですが、デジカメ時代に突入するとキヤノンさんは早い時期から自社でセンサー開発に取り組み、高画質を目指しました。

 ユーザー自身の撮影意志を反映させたいということ。あらゆる状況で撮影しやすいバランスの良さ。
 このEOSのコンセプトがあったからこそ、EOS60Dでは先に紹介した横開き型の液晶モニターの採用に繋がったのだそうです。
 EOSシリーズは大まかに言ってプロ用のEOS 1Dシリーズ、エントリー向けのEOS Kissシリーズがあります。
 EOS 60Dは、その中間を埋めるミドルスタンダード機になります。

 従来このミドルスタンダード層にはEOS 50Dという機種があったのですが、キヤノンはこのゾーンを二つに分けました。
 ひとつはAF性能や連写速度を強化しハイアマチュア向けに特化したEOS 7D

 そしてもう一つが、撮影と写真をもっと気軽に楽しむ入門モデルのEOS 60Dなのです。
 先に述べた横開き式のバリアングル液晶も、写真撮影を気楽に楽しむために加えられた機能なのです。


 長々書きましたが、さて、コンパクトカメラとEOS 60D、どんなふうに写りが違うんでしょうか?
 ワタシがいつも使っている富士フイルムFinePix F200EXRと比較してみました。
 
 上がFinePix F200EXRで撮影したもの(オリジナルサイズはこちら)。
 下がEOS 60Dで撮影したものです(オリジナルサイズはこちら)。
 
 こうやって表示すると、色のノリ具合が全然違いますね…。
 コカコーラのロゴにバシッとピントが来ていて、他のモノがボヤーッとしているのがわかるでしょうか? 狙った部分にバシッとピントが来てくれると、とても心強いですよね。背面のモニターの解像度が恐ろしく高いので、「ここにピントが来ている」とハッキリ自信を持ってシャッターを切ることが出来ます。
 コーラのビンは王冠がボヤーッとしています。
 隣のウイルキンソンのビンはロゴがモヤーッとしているけれど、水滴がすごく瑞々しいですよね。


 さてさて、こんどはミニトマトを撮ってみました。
 
 上がFinePix F200EXRで撮影したもの(オリジナルサイズはこちら)。
 下がEOS 60D、フラッシュ有りで撮影したもの(オリジナルサイズはこちら)です。
 
 FinePix F200EXRがフラッシュなしで撮影したのに対し、EOS 60Dはフラッシュ有りなので、色が違って見えるのは当然です。
 EOS 60Dの機能を理解しているわけではないので当方のミスなのですが、フラッシュなしではカメラが撮影させてくれなかったです。AFしてピントが合わないと、シャッターが切れない。自分でレンズのフォーカスリングを回して「これで良し!」というタイミングだったのに、ぜんぜんシャッターが切れてくれない。(※後日わかったことですが、レンズ部分にMF/AFの切り替えスイッチがついています)
 ブログ系のイベントは薄暗い会場が多く、そういう場所でノンフラッシュで手持ちでブツ撮りをこなすことが多いワタシとしては、パッと出してサッと撮れてくれるFinePix F200EXRのほうが助かります。
 しかし、フラッシュ有りで撮ったEOS 60Dの方が、色もツヤも素晴らしく、とても美味しそうな仕上がりになっています。素直にカメラにおまかせした方が良かったみたい。
 背景の千切りキャベツが、EOSでは美しくボケています。


 実のところ、今回のイベントでは最初に説明なしで30分くらい触って、説明が終わった後に10分くらい触って、すぐに返却してしまったので、細かい機能についてはあまりよく分かりませんでした。ちょっと時間が短かったです。
 トイカメラ風やジオラマ風のアートフィルターも試してみたかったなぁ…。

 逆に言うと、パッと触っただけでも「スゴい!」「なんか違う!」というのが伝わってきたし、「キチンと使いこなせれば、スゴい相棒になりそうだ」というのもよく分かりました。


 「趣味なら、本気で。」…それが、今回のCanon EOS 60Dのキャッチフレーズです。
 たかが趣味。
 でも、趣味に本気になったコトって、あったかなぁ?
 お金を出してコレを買いさえすればキレイな写真が撮れるか? っていうと、もちろん撮れるんだけど、それはやっぱり入り口で。
 本気でキレイな写真が撮りたければ、本気でこのカメラと取っ組み合って、その機能を、その性能を引き出さなければ、「本気」の写真は撮れないだろう。


 さてさて。
 ココまで読んでみて「本気」がグラグラッと来ちゃったアナタ!
 そんなあなたに朗報です!
 キヤノンでは現在EOS60Dのトライアルキャンペーンを実施中です。東京大阪名古屋で合計30名が、無料でEOS60Dを2日間借りることが可能です。興味がある方は、ぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか?

 それから、勢い余ってEOSを買っちゃいそうなアナタ!
 そんなあなたにも朗報です!
 現在キヤノンではカメラとレンズを買った人に、キャッシュバックキャンペーンを実施中です! EOS60Dだけじゃなくて、Kissシリーズなどでも大丈夫みたいですよ。
 それからレンズ単体でもキャッシュバックが受けられるので、従来からのEOSユーザーもレンズを買い足すチャンスですね。