ーOOO-EOS 60Dだからこそ試したい、トイカメラ効果!
手持ちで夜景をパッと撮っても、クッキリキレイに写すキヤノンの一眼レフカメラ、EOS 60Dなのでありますが。
すみずみまでクッキリした写真じゃなくって、モヤーッとしたような、ふんわりしたような効果が欲しいことって、無いですか?
そんな欲張りさんのために、EOS 60Dはトイカメラモードを準備しています。
ちょっと色味が変わって、画像の四隅が暗くなっているのが分かりますか?
これは撮影モードではなくて、一度撮影した写真に後からエフェクトをかけるモードです。エフェクトをかけた後も元画像は残ります。
キヤノンさん曰く、「たとえば撮影の帰り道に、電車の中で画像を確認しながら、エフェクトをあれこれ楽しんでもらう…そんな使い方の提案です」なんだそうです。
じゃあ、あれこれエフェクトを楽しんじゃいましょう!
というわけでEOS60Dをいじりまくる試用レポートの第3回なのであります。
EOS60Dのエフェクトはほかにもいろいろあるのですが、面白いのはミニチュア写真モードでしょうか。
上が変換前の元画像、下がミニチュア化後です。
少し色が濃くなって、中央部分にピントが合っているけど上下の部分はボケている…そんな写真が出来上がりました。
ちょっとこの写真はヘマってしまって手すりが写ってるので、ミニチュア効果に欠けますね…。
横だけでなく、縦にエフェクトをかけるコトもできます。
いままでのサンプルの中で一番効果がわかりやすい!
「ミニチュア効果だ」とするなら、縦にこのフィルタをかける意味はないのですが、せっかくなので「ミニチュア」にこだわらずに、自由にあれこれ使ってみましょう。
こないだのドコモの記事の時は、「商品を強調」「お客様の顔をぼかす」という効果を狙って、縦にミニチュア効果をかけた写真を使っています。
食べ物の写真に、あえてミニチュア効果をつかってみたらどうなるでしょう?
思ったよりも色がキツくなりました。今までの写真もそうでしたが、ミニチュア効果は色を強調する効果があります。
でも、テーブルの部分がボケているので、コレはコレでイイ感じ。ベーコンなどの具材もはっきり強調されていますし、ブログに載せる写真としてはちょうど良いんではないでしょうか?
で、最後に応用例です。
東京都庁の展望台から夜景を撮ってみました。
ですが、展望台の窓ガラスは2重ガラスだから光の映り込みが消せず、画面の周辺が光っています。それから窓ガラスが見学者の手垢でベタベタで、所々にじんでしまっています。
…失敗だ!
でもあきらめないで、EOS60Dでミニチュア化してみると…
あ、けっこうイイ感じに変換されたと思いませんか?
画面の上下の部分がボケているので、ガラスの映り込みがそんなに気になりません。
さらにこの画像に、トイカメラ効果を重ねてかけるコトも可能です。
ところどころにじんだようになっていた部分もよく分からなくなって、むしろ味のある画像になりました。
エフェクトをかけることで「失敗したかな?」と言う画像もグッと引き立つことがあります。
PC上のグラフィックツールに比べるとパラメーターが少ないし試せる効果も少ないですが、そのかわり誰でも手軽に試せるので、撮影の後のお楽しみとしてEOS 60Dのフィルターを使いこなしてみてはいかがでしょうか?